映画「
本作では、デイケア施設「異人坂クリニック」の院長・漆原糾(うるしはらただす)が、回復する見込みがない手足“廃用身”をめぐる治療法を考案したことで、その合理性と狂気のはざまへと踏み込んでいくさまが描かれる。ある町のデイケアに通う高齢者たちの間でひそかに広まる画期的な治療。それは患者に廃用身の切断を行った結果「体も心も軽くなった」「厳しい性格がやわらかくなった」など好ましい副作用が現れたというものだった。染谷が漆原を演じ、うわさを聞きつけた編集者の矢倉俊太郎に北村が扮した。
染谷将太「カラフルな意見が飛び交えば」
染谷は「作品が初日を迎えると、公開されるうれしさと旅立っていく寂しさがあるんです。『廃用身』はなんですかね? 言葉にできないです。ある種の緊張を感じています。賛否両論、カラフルな意見が飛び交えばうれしいです」と期待を込める。オファー時の話題になると「(シナリオの)準備稿が製本された状態で届いて、熱量を感じました。勇気のいる役だったのでメールで『よろしくお願いします』ってお返事するのは気持ち悪くて。𠮷田監督とお会いして、がんばりましょうと握手しました」と振り返った。
北村有起哉「とにかく観て、何かを感じてほしい」
漆原は、介護負担の軽減を目的に、老人の“不要な手足”を切り落とす治療法「Aケア」を実践する医師。染谷は「お芝居をするのが仕事なんですが、撮影中はひたすらAケアを広めていた時間でした」と口にする。北村は「麻酔や輸血など、反対があった中、現在は常識化されているものがあります。この映画を観てくださる方にはそれぞれのお家の事情がある。ですから、受け取り方もバラバラになると思います。とにかく観て、何かを感じてほしいということに尽きます」と伝えた。
久坂部羊「映画には心から満足」
大学時代に原作に出会ったという𠮷田は「当時、この作品をいつか映画にできたらと思ったんです。でも、夢物語で……。こんなにたくさんの方に見守っていただき、お披露目できることをうれしく思います」と涙を流し、声を詰まらせる。その姿に久坂部は「最高の読者です!」と述べ、「これまで自分の作品を映画化するという話はいくつかあって、監督や脚本家が決まったこともあるんです。でも全部途中でなくなった。『廃用身』は一番映像化が難しい作品だと思っていたので、たぶんなくなるだろうと。でも撮影が始まった。小説は高齢者の声をもとに書いたもの。現場に根ざしているものなので、そこを感じていただければ」と説明。また「映画には心から満足しています!」と太鼓判を押した。
六平直政「CGの時代は終わったね」
六平が演じたのは、漆原の治療法によって人生を取り戻した高齢者・岩上武一。「とにかく全シーン大変でした。患者側の気持ちは患者役の人間しかわからない。受け身の恐ろしさを感じていただければ」と呼びかけ、「美術部の人の努力がすごい! CG使ってないですから。CGの時代は終わったね!」と言葉に力を込めた。看護師・内野に扮した中井は「内野は若い分、医療に関わってきた時間も少なく、意見を言うのがすごく難しい立場だと思うんです。そんな中、一番意見を言いにくい漆原先生に思いを伝える。演じるうえで緊張したんですが、その緊張感を大事にしました」と言及する。
最後に染谷は「たくさん倫理観を問われる映画です。人としてもそうですし、映画としての倫理観も問われます。観終わってたくさん思うことのある作品だと思います。感じた衝撃を少しでも多くの方に広めていただければ」とコメント。𠮷田は「議論を交わせるような映画を作りたいと思っていました。この作品は気持ちよく観られない部分もたくさんあると思います。好きだった、嫌いだった、そんな気持ちも全部この映画の一部になっていくと思います」と観客に語りかけた。
「廃用身」は全国で公開中。
映画「廃用身」本予告
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TATSUO @AOFkJue5kA36278
@eiga_natalie 廃用身を観ました。夜勤2連勤、介護の仕事を終え、映画館にて、時々、仕事帰り寝ずに、映画を観に行きますが、今日は、きつかった。睡魔、ストーリーが、重く、いろんな、見方が、出来る映画だった。そして、染谷さん、上手いね~以上、報告終わり🤗