第79回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品された長編アニメーション「
平成のとある田舎町を舞台とする本作は、内気で普通であることに悩む少年・翼が、小学3年生の春、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎と出会い、親友になることから始まる物語。2人だけの時間を重ねる中で確かにあった日常は、やがて少しずつ歪み始める。そして暁太郎はクラスの中で浮いた存在となり、翼はその変化に気付きながらも何もできないまま、取り返しのつかない出来事を迎えるのだった。坂東が翼、岡山が暁太郎に声を当てた。
坂東は上映前に「監督が全力を注ぎ込んだ執念の映画、とてつもない大傑作が生まれた瞬間に立ち会ったと感じています。日本で育った我々が感じる“ディテールの懐かしさ”がカンヌの地でどう伝わり、どう受け入れられるのか、今はワクワクでたまりません」と心境を吐露し、岡山は「監督が作り出した世界に、僕も最初は1人のファンとして息を呑みました。海辺の片隅に生きる人たちの超個人的な物語が、海を越えたこの大きなスケールのカンヌという場所でどういうふうに届いていくのか。とても楽しみ」と口にする。門脇は「フランス語は練習してきましたか?」という質問に対して「バッチリです」と自信を見せるも、「ジュマペール(私の名前は……)」と「ジュペルマ」が混在し、坂東からツッコミを入れられていた。
そして3名はカンヌビーチから公式のフォトコールを行い、笑顔を見せつつ少し緊張した面持ちで会場入り。場内には820名の観客が詰めかけた。門脇は「ボンジュール!」とフランス語で挨拶をし、「満席の会場を見ることができて本当にうれしい。皆さんが映画を楽しみ、気に入ってくれることを願っています」とコメント。坂東はフランス語で「こんにちは! 坂東龍汰です。日本から来ました。ありがとうございます!」と伝え、岡山はフランス語で自己紹介をしたのち「楽しんでいってください」とメッセージを送った。
その後、3人は観客とともに映画を鑑賞。上映後には7分に及ぶ拍手とスタンディングオベーションが行われ、感動した面持ちで会場のあらゆる方向に挨拶する姿が。手を取り合い感謝の気持ちを表現する様子も見せた。観客の熱狂を目の当たりにした門脇は「1人、2人で描き始めた映画が、気付いたらものすごく大きくなって。こうして海を越えて、こんなに皆さんが興味を持って、楽しんで笑って……こんなことになるなんて思ってなかったので、全然実感が追いついていない」と瞳を潤ませる。そして坂東は「夢なのかなって。反応がすごいです。本当に面白かったってことですよね?」と興奮気味に語り、岡山は「もう熱気が……。これだけちゃんと皆さんに届いたっていうのはうれしいです」と感慨深げに話した。
映画レーベルのNOTHING NEWが贈る「我々は宇宙人」は、2026年に劇場公開。なお同作はアヌシー国際アニメーション映画祭2026の長編コンペティション部門にも選出されている。
「我々は宇宙人」特報
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