本作は1977年、アメリカ・インディアナポリスで実際に起きた人質立てこもり事件にもとづくクライムスリラー。不動産ローン会社に財産をだまし取られたと訴える男が会社に押し入り、役員を人質に取って籠城する。犯人は自身と人質の首をショットガンとワイヤーで固定し、動けば自動発砲される“デッドマンズ・ワイヤー”を使用。警察が手出しできない中、男がメディアを使って謝罪や補償を訴えると、やがて世間は犯人に同情を抱くようになる。
実在の犯人トニー・キリシス役で
今回公開されたのは、“劇場型犯罪”として全米の注目を集めていく事件の様子を捉えた場面写真。現場から中継を行うレポーター、トニーがファンだからという理由で無理矢理巻き込まれ電話出演の音声を流す羽目になるラジオDJ、さらにテレビカメラの前で“デッドマンズ・ワイヤー”を突き付けたまま記者会見を行うトニーの姿など、事件の異様さが切り取られている。
事件当時はメディアに流れた犯人の訴えをすべて真に受け、トニーを“庶民の代表”や“ヒーロー”と持ち上げる者も多く現れ、現場にいたずら電話を掛けて「さっさと殺しちゃえよ」と茶化す者も現れた。劇中では、SNSによって一瞬で広まるデマやフェイクニュースを鵜呑みにし、遊び半分で絡む現代人のリアクションによく似た様子が、約50年前の事件を通じて描写されている。
「デッドマンズ・ワイヤー」は7月17日に全国で公開。
映画「デッドマンズ・ワイヤー」予告編
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