本作は、動画ではなく数多くの静止画を用いて観客の想像力を喚起する、実験的な“写真短編映画”として制作された14分の作品。監督・脚本・編集に加え、すべての写真と動画の撮影を上本自身が担当した。物語の舞台は、大きな川が流れる地方都市。不審死を遂げた女子高生の死に疑問を持ったフリーライターが真相を探る中で、町の人々の無関心かつ冷淡な態度に直面していく。「他者への迫害」が蔓延する現代社会への怒りから生まれた意欲作だ。
キャストは
「悲しみと怒り」は、先鋭的な短編映画を集めたプログラム「Nippon Shorts: Shades of Reality」に選出。現地時間6月4日18時15分よりインターナショナルプレミア上映が行われる。上本は出品に際し、「かつてクリス・マルケル監督のフォトロマン『ラ・ジュテ』を初めて観た時、大きな衝撃と深い感動が、私の胸を襲いました。それ以来、写真による短編映画はいつか挑戦したい、と思い続けてきた表現方法です。信頼している先輩・仲間たちのご協力のおかげで完成したこの作品…。第26回ニッポン・コネクションで上映していただけることを光栄に思います」とコメントしている。
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