映画「
本作の主人公は、複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になる夢を叶えた篠宮真唯子(しのみやまいこ)。彼女の教え子・佐伯章子(さえきあきこ)のもとに、ある日“20年後のわたし”からの手紙が届いたことから物語は動き出す。黒島が真唯子、山﨑が章子を演じたほか、細田と近藤は真唯子らの人生に大きな影響を与える樋口良太(ひぐちりょうた)役、森本真珠(もりもとまじゅ)役で出演。北川は章子の母・佐伯文乃に扮した。
黒島は撮影からの1年半を振り返り「本作で伝えたいことを再確認するような、いい時間を過ごすことができました。この作品が少しでも未来の社会の役に立ったら」と心境をあらわに。山﨑は横浜国際映画祭に出品されたことに触れ「衣装を決める際にマネージャーさんと『(公開まで)あと1週間?』と話したり。緊張とワクワクがありつつ、自分が出演しているという照れもありますね(笑)」と口にする。
原作ファンだったという北川は「原作が好きだと、映像化に対して脳内でふくらませるものがあると思います。なのでワンシーンずつ『読んだ人が満足してくれる映画になればいいな』という思いで演じていました」と回想。湊を見やり「先生から『“原作の向こう側”にある世界をこの映画で見せてくれた』と言葉をいただけてうれしかった」とはにかむ。一方で湊は「8年前に刊行された小説は、フィクションで終わったりするのでなく『私の生活圏にある話かもしれない』と思ってほしいという願いを込めて書きました」と執筆経緯を明かし、「映画はそんな小説のエピソードの間を想像して“自分ごと”に捉えていただける作品になっていた。“映画の向こう側”を作ってくださるのは皆様なのだろうな」と客席に視線を送る。瀬々は「湊さんの作品は多視点で進んでいくものが多いですが、今作は舞台も3つ。遠く離れている人たちが、どこかでつながっているような作品にしたかった」と制作への思いを語った。
誰かを守ろうとする人物を描く本作に絡め、話題は「大切にしていきたいもの」に。「自分の機嫌を自分で取れるようにすること」という黒島は「自分に余裕がないと、ほかの人には手を差し伸べられない。まずは自分で自分を大切にすることから始めて、忙しい中でどう自分をハッピーにするかを考えていきたいですね」と回答。山﨑は「まだまだ駆け出し中なので、挑戦する気持ちを大切にしたい。本作で演じたのも大きい役でしたし、映画を観たときに『1歩を踏み出すことを怖がらないようにしないと』と改めて感じたんです」と述懐する。
続けて細田は「体のメンテナンスを大切にしたい」とまず一言。「今けっこうひざとか肩とか壊していて……。意外と自分の体のことってよくわからないですよね。鍼治療とかもしています」と苦労を語ると、近藤も「私も血行が……」と切り出し、周囲から「(年齢的に)早くない?」とツッコミが。「冷え性なので。体がポカポカしているとなんでもできる気がするので、とにかく体を冷やさず、血行で心臓を動かすことを大切にしたい」と意気込み、隣の北川をうなずかせた。
そんな北川は「家族と過ごす時間を大切にしています」と答え、「若い頃はとにかく仕事をしていましたが、今はなるべくカレンダー通りの休みに。GWは夫(DAIGO)と予定を合わせて軽井沢に3日間行きました。子供とカエルの卵を取ったり……自然の場所に旅行できるよう、時間を合わせることを大切にしている」と打ち明ける。子供はとにかくアクティブなことが好きだそうで「朝9時から昼まで山登りをしたあと、午後に『もう1回山に行きたい』と。夫婦ともにヘトヘトです。私も鍼治療に行きたい」と笑った。
最後に黒島は「この作品はいろいろな視点で何度も観られる作品です。ぜひ家族や近くにいる人と共有してほしい。劇中で描かれる問題は、私たちみんなで変えていかなければならないことだと思います。ぜひいい“未来”を作っていきましょう」と語りかけた。
「未来」は全国で公開中。
映画『未来』ファイナル予告
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