満島ひかり、吉岡秀隆がボロアパートでのびのび生活、荻上直子の新作に出演

「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子が監督を務める「川っぺりムコリッタ」に、満島ひかりと吉岡秀隆が出演しているとわかった。

荻上の同名小説をもとにした本作は、「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で安アパート「ハイツムコリッタ」に引っ越してきた主人公・山田が、さまざまな事情を抱えた住人たちとの交流を通して社会との接点を見つける姿を描く物語。松山ケンイチが山田、ムロツヨシが隣人の島田に扮することがすでに発表されている。

満島は夫に先立たれて娘と2人で暮らす大家の南詩織、吉岡はハイツムコリッタの住人である墓石の販売員・溝口健一を演じる。荻上は「吉岡さんご自身の根っからの人のよさ、のようなものが映像にあふれているように思います」「（満島は）人一倍純粋で、敏感で、だから、こちらも同じくらい真剣にウソなしで勝負しないと、ダメなのでした」と彼らについてコメントした。プロデューサーの野副亮子は「それぞれに素晴らしいキャリアをお持ちの4人の役者が、富山県の“ボロアパート”に集結しました！ 4人の飾らない人柄が手伝い、大人も子供も関係なく、自然豊かな富山の大地でのびのびと生活している空気が、画面からじんわりと伝わってくる作品に仕上がりました」と語っている。

「川っぺりムコリッタ」は2021年に全国ロードショー。

荻上直子 コメント

吉岡さんには、縁の下の力持ち、という感じでこの映画を支えてくださいました。そこに立っているだけで、十分すぎるほど独特の雰囲気があり、この映画の世界観にピントを合わせながら、でも自由にそよそよと泳いでいらっしゃるような気がします。映画では、孤独なシングルファーザーなのですが、吉岡さんご自身の根っからの人のよさ、のようなものが映像にあふれているように思います。
満島さんは、不思議な人です。何度かワタシの心の中を読まれました。怖いです。それもあってか、奥の深い面白い役者さんだと思いました。想像の先を行ってくれる、というか。人一倍純粋で、敏感で、だから、こちらも同じくらい真剣にウソなしで勝負しないと、ダメなのでした。

野副亮子（プロデューサー）コメント

松山ケンイチさん、ムロツヨシさん、満島ひかりさん、吉岡秀隆さん、それぞれに素晴らしいキャリアをお持ちの4人の役者が、富山県の“ボロアパート”に集結しました！ 4人の飾らない人柄が手伝い、大人も子供も関係なく、自然豊かな富山の大地でのびのびと生活している空気が、画面からじんわりと伝わってくる作品に仕上がりました。
大切な人になかなか会えない日々ですが、「ハイツムコリッタ」でのあたたかな共同生活のひと時を、ご体感ください。