水川あさみ、TAMA映画賞最優秀女優賞に輝き「喜劇 愛妻物語」への思い入れ語る

第12回TAMA映画賞の授賞式が本日11月29日に東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われ、最優秀女優賞に輝いた水川あさみが登壇した。

「喜劇 愛妻物語」「グッドバイ～嘘からはじまる人生喜劇～」「ミッドナイトスワン」での演技が高く評価された水川。「主演女優賞をいただくのは今回が初めてで、飛び上がるほどうれしかったです」と笑みをこぼし、「『喜劇 愛妻物語』に出会ったときは運命的なものを感じました。一生忘れることのできない思い出です。これからも映画に携わっていける役者でいたいと思います」と真摯に語る。

倦怠期の真っ只中にいるセックスレスの夫婦を描いた「喜劇 愛妻物語」で、水川は夫に絶望している恐妻チカを演じた。「『喜劇 愛妻物語』は撮影中も撮影が終わってからも、自分自身愛を持って過ごしてきた作品で、思い入れが深いです」と作品への愛情を伝え、「濱田岳くん演じる夫の豪太とそのモデルになった足立紳監督が並んでいるのを見ていると、自然とイライラする状態でした（笑）」と語って笑いを起こした。

「MOTHER マザー」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」に出演した長澤まさみも同賞を受賞。彼女の代理として「MOTHER マザー」の監督を務めた大森立嗣が登壇した。大森は「大変な役に挑んでいただき、結果が出たことは僕としてもとてもうれしいです」と喜び、「日本を代表するスターである長澤さんが、この作品を選んでくれたことに彼女の志の高さを感じました。内容的にきつい部分もあったと思います。拍手を送りたいです」とたたえた。

映画ナタリーでは、同授賞式の様子を引き続きレポートする。