門脇麦×水原希子「あのこは貴族」初映像!高良健吾、石橋静河、山下リオも出演

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門脇麦水原希子が共演する「あのこは貴族」の初映像となる特報がYouTubeで公開。あわせて新キャスト、公開日、ティザービジュアルが解禁された。

「あのこは貴族」

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「あのこは貴族」書影(文庫版)

「あのこは貴族」書影(文庫版)[拡大]

山内マリコの同名小説を「グッド・ストライプス」の岨手由貴子が実写化した本作。東京に暮らしながらまったく異なる境遇に生きる女性2人の出会いを描く。都会生まれで婚活に余念がない箱入り娘・榛原華子に門脇、地方から上京し自力で都会を生き抜く時岡美紀に水原が扮した。

このたび高良健吾が奇しくも2人をつなぐことになる弁護士・幸一郎、石橋静河が華子の学生時代からの友人でバイオリニストの逸子、山下リオが美紀の地元の友人で同じ名門大学に入学する平田を演じていることが明らかに。そのほか華子の家族役で銀粉蝶佐戸井けん太篠原ゆき子石橋けい山中崇、幸一郎の家族役で高橋ひとみ津嘉山正種が出演する。

「あのこは貴族」

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特報には、順風満帆な生活を夢見て幸一郎と見合いで出会う華子と、大学の同期である幸一郎とベッドで過ごす美紀の姿を収録。それぞれの境遇が「結婚すれば幸せになれると思ってた」「上京すれば自由になれると思ってた」とナレーションで語られていく。ティザービジュアルでは、イラストレーターの塩川いづみが華子と美紀の姿を描き下ろし、大島依提亜がデザインを担当した。

「あのこは貴族」は2021年2月26日に公開。高良、石橋、山下によるコメントは下記の通り。また原作者の山内が「正直に言ってわたし、ものすごぉーく気に入ってます。2021年の日本映画の大収穫の一つなんじゃないかと」「原作に込めたメッセージを大事にしてくれているのは、監督の作家性とこの物語が、ちゃんと共鳴しているからにほかなりません。監督ありがとう。岨手監督に撮ってもらえて、とても幸せな作品となりました」と絶賛するコメントも読むことができる。

高良健吾 コメント

それぞれの一生があり、そこにある当たり前のズレが、それぞれの一生に色を添えていて、すべてがひとつの生き方で、この役だからこそ思うことが多くありました。その加減を監督と話し合うことが多く、役としての立場を監督は包み込んでくれていたと思います。そして、感覚的な演出がいろんな気づきを与えてくれて楽しかったです。
当時、意識していたことを現場がアップしてから時間が経つにつれ、自分の中でより大きな意味を持っていることに驚いています。本当にいい経験をさせてもらいました。映画自体も時間がひとつのキーワードです。
わからない正解が多い中、この映画はいろんな今。が押し付けられることなく切り取られていると思います。

石橋静河 コメント

今回、初めてプロのバイオリニストの役を演じることになり、短い期間でしたが猛特訓をして、肩がガチガチに凝りながらも、なんとか自分なりの精一杯を形にしました。お芝居の面では、門脇麦さんと水原希子さんという人間的にも素晴らしいお二人とご一緒できたことがとても嬉しかったです。ぜひ劇場でご覧ください!

山下リオ コメント

私は、日々生きていく中で、社会には見えないカーストがあるのでは?と思うことがあります。そして、その社会の目を気にしながら、自由に生きることは難しい。台詞の一言一言に共感し、そんな社会に生きる女性たちが、足掻きながらも成長し、逞しく生きていく姿に、いつしか私自身がリンクし、演じながら勇気をもらっていました。撮影中、岨手監督は、優しく背中を押し続けて下さいましたし、水原希子ちゃんとは、旧友のように居心地よくいさせて頂きました。あの一瞬一瞬が、すべて愛おしい時間です。ありのままの自分を抱きしめてあげたくなる映画になっているのでは。
是非、たくさんの方に観ていただきたいです。

山内マリコ コメント

映画「あのこは貴族」、正直に言ってわたし、ものすごぉーく気に入ってます。2021年の日本映画の大収穫の一つなんじゃないかと。籠の鳥のようなヒロイン華子は、いつも安全なタクシーの中から、二度目のオリンピックを夢見て普請中の東京を眺めます。そして上京者という名の越境者であるもう一人のヒロイン美紀は、バッグを斜めがけにして自転車を漕ぐ。異なる階層に属する二人を岨手監督は、移動手段ひとつとっても映画的にアプローチしている。その演出力は本当に見事で、主役から傍役まで役者さんたちは誰もがその役柄を生きていて、命が吹き込まれるってこういうことかと唸りました。深みのある映像、美術、衣装、音響、どれをとっても丁寧ないい仕事ばかり。映画を観るよろこびをビリビリ感じます。世襲され固定化した社会階層と、女性をしばる価値観。女同士を分断させてなるものかと橋をわたす、逸子の存在。原作に込めたメッセージを大事にしてくれているのは、監督の作家性とこの物語が、ちゃんと共鳴しているからにほかなりません。監督ありがとう。岨手監督に撮ってもらえて、とても幸せな作品となりました。

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(c)山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会

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原作:山内マリコ『あのこは貴族』集英社文庫

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