眠ると魂抜けて狼に、カートゥーン・サルーン最新作「ウルフウォーカー」が今秋公開

「ブレッドウィナー」で知られるアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンの最新作「ウルフウォーカー」が2020年秋に東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。

アイルランドに古くから伝わる、眠ると魂が抜け出しオオカミになるという“ウルフウォーカー”の伝説を題材にした本作。舞台は中世アイルランドの町キルケニーだ。主人公は、イングランドからオオカミ退治のためにやって来たハンターを父に持つ少女ロビン。彼女は魔法の力で傷を癒やすことができる“ウルフウォーカー”の少女メーヴと友達になる。人間とオオカミが1つの体の中に共存しているメーヴ。2人が交わした約束は、図らずもロビンの父を窮地に陥れてしまう。

アイルランドに拠点を置くカートゥーン・サルーンの「ブレンダンとケルズの秘密」「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」に続くケルト3部作の完結編となる。上記2作でアカデミー賞に2度ノミネートされたトム・ムーアと、「ブレンダンとケルズの秘密」のアートディレクターを務めたロス・スチュアートが共同で監督した。

「アガサ・クリスティー ねじれた家」のオナー・ニーフシーがロビン、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のショーン・ビーンが父ビルに声を当てる。「ブレンダンとケルズの秘密」「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」と同じくブリュノ・クレとケルト音楽のバンド・キーラが音楽を担当。さらに「アナと雪の女王2」で注目を集めたノルウェーの歌手オーロラも参加している。

なお「ウルフウォーカー」は、現地時間9月10日に開幕する第45回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映される。