TAAF2020コンペ部門、ある犬の生涯描く「マロナの幻想的な物語り」がグランプリ

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東京アニメアワードフェスティバル2020(TAAF2020)コンペティション部門における、長編および短編アニメーションのグランプリと優秀賞が発表された。

「マロナの幻想的な物語り」 (c)Aparte Film, Sacrebleu, Minds Meet

「マロナの幻想的な物語り」 (c)Aparte Film, Sacrebleu, Minds Meet

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「マロナの幻想的な物語り」 (c)Aparte Film, Sacrebleu, Minds Meet

「マロナの幻想的な物語り」 (c)Aparte Film, Sacrebleu, Minds Meet[拡大]

長編アニメーションのグランプリは、アンカ・ダミアンが監督を務めた「マロナの幻想的な物語り」。関わってきたすべての飼い主を明るく無邪気に支えてきたミックス犬・マロナの生涯を、手描きをベースとした独特のアニメーション表現で描き出す。TAAF2016の長編グランプリ「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」に携わったロン・ディアンがプロデュースを手がけている。

「娘」 (c)2019 Daria Kashcheeva

「娘」 (c)2019 Daria Kashcheeva[拡大]

「イアン~物語は動き始めた~」

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短編では、ダリア・カシュチーヴァによる「娘」がグランプリに。とある病室に横たわる男性と彼に付き添う娘の関係性を人形で表現しており、第23回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門新人賞にも選ばれている。また豊島区長賞には、アルゼンチンのアビル・ゴールドファーブが脳性まひを持って生まれた少年・イアンの姿を描いた「イアン~物語は動き始めた~」が選ばれた。そのほかの受賞結果は下記の通り。

TAAFは、アニメーション文化と産業の振興に寄与することを目的とした国際アニメーション映画祭。長編コンペティション部門には22の国と地域から29作品の応募があり4作品がノミネート、短編コンペティション部門には67の国と地域から寄せられた1054作品のうち32作品がノミネートされていた。なお、新型コロナウイルス流行の影響を鑑み、会期中のプログラムはすべて中止に。審査員たちはオンライン会議で各賞を決定した。

東京アニメアワードフェスティバル2020 コンペティション部門受賞結果一覧

長編アニメーショングランプリ

「マロナの幻想的な物語り」(ルーマニア・フランス・ベルギー)

長編アニメーション優秀賞

カブールのツバメたち」(フランス・ルクセンブルク・スイス)

短編アニメーショングランプリ

「娘」(チェコ)

短編アニメーション優秀賞

「トーマスおじさんの収支表」(ポルトガル・フランス・カナダ)

豊島区長賞

「イアン~物語は動き始めた~」(アルゼンチン)

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