「新聞記者」松坂桃李にシム・ウンギョンが「今日ナウいですね」

13

1368

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 152 539
  • 677 シェア

新聞記者」の完成披露上映会が本日6月4日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストのシム・ウンギョン松坂桃李高橋和也北村有起哉田中哲司、監督の藤井道人が出席した。

左からシム・ウンギョン、松坂桃李。

左からシム・ウンギョン、松坂桃李。

大きなサイズで見る(全18件)

望月衣塑子の著書「新聞記者」を原案とする本作では、国家権力の闇に迫ろうとする新聞記者・吉岡と、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務を与えられたエリート官僚・杉原の運命が交錯するさまが描かれる。シム・ウンギョンが吉岡、松坂が杉原を演じた。

シム・ウンギョン

シム・ウンギョン[拡大]

松坂桃李

松坂桃李[拡大]

舞台挨拶ではまずシム・ウンギョンが「自分が持っている集中力の全部を出してがんばりました。この映画で経験したことは貴重で、自分の芝居も成長したと思います」と日本語で撮影を振り返る。「ズシンと来るシーンが多く、気持ちが上がるところがあまりなかった」と苦笑いを浮かべた松坂は、「杉原という男は1つひとつの出来事に対して信念をぶつけて、揺れ動いて、そのたびに何かを問いただそうとしている。自分は果たしてそういうことができているかを考えました」と自身が演じたキャラクターからの影響を語った。

田中哲司

田中哲司[拡大]

北村有起哉

北村有起哉[拡大]

高橋和也

高橋和也[拡大]

杉原の上司である内閣参事官・多田に扮した田中。「今までに悪い役はたくさんやってきたんですけど、その集大成のように感じました」と話すと、松坂は「静かなものがゆっくり迫って来るような怖さを感じました」と共演時の印象を伝えた。吉岡の上司にあたる陣野を演じた北村は「実際に東京新聞の社会部をお借りして撮影しました。こんなふうに偉そうにしたりも」と、椅子の背にもたれかかるしぐさをして陣野の素行を表現。杉原の元上司・神崎役の高橋は、映画で政治的な事柄が描かれていることに触れ「とても勇気のある映画です。この作品には覚悟を決めて参加しないといけないなと」と当時の心境を打ち明ける。

質問を読み上げるシム・ウンギョン。

質問を読み上げるシム・ウンギョン。[拡大]

シム・ウンギョンからの質問に考え込む松坂桃李。

シム・ウンギョンからの質問に考え込む松坂桃李。[拡大]

続いてシム・ウンギョンが新聞記者になりきって登壇者たちに質問をしていく。「セリフをどこで覚えますか?」という質問に田中が「僕は歩きながら。というか歩きながらでないと(頭に)入らないんです。だから雨の日でも外を歩きます」と回答すると、シム・ウンギョンは「言い切れますか?」と突如詰め寄り、会場に大きな笑いを起こした。休日は何をしているか聞かれた松坂は「僕はひたすらテレビを観ています」と吐露。北村から「自分を追い込んだりはしないの?」と尋ねられると「いやあ、もう解放されたいですね」と正直な気持ちを述べ、それを聞いたシム・ウンギョンは「私もです」と屈託のない笑顔を見せた。

左からシム・ウンギョン、松坂桃李。

左からシム・ウンギョン、松坂桃李。[拡大]

また、松坂がシム・ウンギョンに気に入っている日本語を聞く場面も。シム・ウンギョンが「あります。“ナウい”です」と回答すると、高橋は「古いよね? それ俺が子供の頃に流行ったやつだよ!」とツッコミを入れる。シム・ウンギョンから「今日ナウいですね」という言葉を贈られた松坂は「ありがとうございます」と照れつつも感謝した。

「新聞記者」は6月28日より東京・新宿ピカデリー、イオンシネマほかにて全国ロードショー。

この記事の画像(全18件)

(c)2019『新聞記者』フィルムパートナーズ

※動画は現在非公開です。

読者の反応

椿原 敦一郎 @teamokuyama

「新聞記者」松坂桃李にシム・ウンギョンが「今日ナウいですね」(写真18枚) - 映画ナタリー https://t.co/QrW1davQWV

コメントを読む(13件)

関連記事

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 新聞記者 / シム・ウンギョン / 松坂桃李 / 高橋和也 / 北村有起哉 / 田中哲司 / 藤井道人 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。