ジョン・ラセター「レガシーを継承したい」、イベントでウォルト・ディズニーに敬意

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ディズニー / ピクサーに所属するジョン・ラセターのプレゼンテーションが本日3月21日、東京・OSWALD THEATERにて行われた。

来日の喜びを語るジョン・ラセター。

来日の喜びを語るジョン・ラセター。

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ジョン・ラセター

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「トイ・ストーリー」や「バグズ・ライフ」、「カーズ」シリーズで監督を務め、世界的な評価を確立してきたラセター。大の親日家でもあるラセターは開口一番「日本を心から愛している」と述べ、「ルパン三世/カリオストロの城」の映像や宮崎駿との記念写真のスライドを上映しながら「宮崎駿の作品に大きな影響を受けた。僕だけじゃなく、僕が率いるディズニー、ピクサーのスタッフはともに彼から刺激を受けている」と友人でもある宮崎を賞賛する。

「カーズ/クロスロード」

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7月15日に封切られる「カーズ」シリーズの最新作「カーズ/クロスロード」で製作総指揮を執るラセターは、「日本公開を前に興奮しています。私の母は美術教師で、父は自動車会社シボレーの技師だった。そういった要素が混ざりあった作品で、個人的にも愛着がある」と述懐。主人公ライトニング・マックィーンがクラッシュする映像や次世代レーサー、ジャクソン・ストームの映像を流しながら「第1作から映像技術が格段に上がった。実際の自動車に見えるぐらいだ」と自身のスタジオの進歩を力強く語る。

「モアナと伝説の海」日本版ポスタービジュアル

「モアナと伝説の海」日本版ポスタービジュアル[拡大]

また現在公開中のディズニー作品「モアナと伝説の海」について「日本の方々も作品を気に入ってくれているようでうれしい」と述べ、満面の笑みを見せるラセター。続けて「我々は文化や世界に忠実であることを大切にしながら、リアルさを追求している。本作では、ポリネシアの文化に忠実であるよう苦心しました」と自身のスタジオの志を示す。

「誇らしい気持ちで2つのスタジオを率いている」とディズニー / ピクサーへの思いを述べるラセターは「ウォルト・ディズニーがいたから今の僕がある」と力強くコメント。その後、4月8日から開催される展覧会「ディズニー・アート展《いのちを吹き込む魔法》」について触れ「制作過程を見ていただける機会はあまりないのでアート展を開けて大変うれしい。1928年にミッキーマウスの短編映画シリーズとして最初に公開された『蒸気船ウィリー』から最新作の『モアナ』まで約500点のオリジナル原画を紹介します」とイベントをアピールする。ラセターは展示作品をスライドで見せながら「ディズニーのレガシーを継承していきたい」と思いを明かした。

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