舞台「はじめの一歩」筋肉裏話を披露、後藤恭路の真っ直ぐさは「まさに一歩!」

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森川ジョージ「はじめの一歩」を原作とする舞台「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」が、本日1月31日に東京・品川プリンスホテルのステラボールで開幕。初演前には、会見と公開ゲネプロが行われた。

前列左から喜安浩平、滝澤諒、後藤恭路、松田凌、高木渉。後列左から塩田康平、滝川広大、高橋奎仁。

前列左から喜安浩平、滝澤諒、後藤恭路、松田凌、高木渉。後列左から塩田康平、滝川広大、高橋奎仁。

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後藤恭路

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会見にはアニメ版で一歩の声を務め、本作で作・演出を手がけた喜安浩平をはじめ、幕之内一歩役の後藤恭路、宮田一郎役の滝澤諒、千堂武士役の松田凌、鷹村守役の滝川広大、青木勝役の塩田康平、木村達也役の高橋奎仁、鴨川源二役の高木渉が登壇。後藤が「あまり初日っていう実感がなくて緊張はあんまりないんですけど、この取材に対しての緊張はあります(笑)。今日は練習でやってきたことをうまく出せればいいなと思います」と挨拶する。

「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」公開ゲネプロより。

「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」公開ゲネプロより。[拡大]

それぞれが演じるキャラクターについて聞かれると、後藤は「一歩は最初はいじめられっ子で意気地なしな子なんですけど、試合を通して成長していくところが見どころです」とアピール。滝澤は「宮田くんは影でナンバー1の負けず嫌い。意外と口下手で、自分の伝えたい思いと発してしまう言動が違ってしまったりするんですけど、誰よりも負けたくないという思いがある青年です」と、松田は「千堂武士という役は、男性にとって憧れになるような人というか。『漢』という字を体現してるような人です。拳で語り合うことで自分の人生を見つけていって、その中で強さを追い求めていくという、自分と重なるような部分もありました」と述べる。

「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」公開ゲネプロより。

「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」公開ゲネプロより。[拡大]

滝川は「強い男だからこそ守らなきゃいけない立場であったり、選ぶ言葉の種類がある。また喜安さんの言葉を借りるのであれば、太陽みたいな男であることが鷹村守としての在り方だと意識して演じています」とコメント。塩田は「3つあります。調子のいいところ、暑苦しいところ、そして負けの味をよく知ってるところ……ですかね」と青木勝を表す言葉を説明する。また高橋は「木村達也は一歩の先輩として見守ってる部分と、鴨川軍団でいるときにふざけたりとかする部分のギャップを見ていただけたらと思います」と呼びかける。高木は鴨川源二について「まさに勝負師。心の中では一喜一憂してるんですけど、あまり表情には出さない。高木渉としては『大丈夫かな? 厳しい役、みんなを鼓舞する役できるかな?』ってところがあると思うので(笑)、みなさん劇場に見にきていただいて感想を聞けたら」と笑いを誘った。

稽古中の話題になると、滝澤は「ケータリングがタンパク質のビュッフェみたいな(笑)。大量の肉がケータリングに置いてあり、それを食べるために筋トレをしてという繰り返しです」とコメント。塩田も「筋肉知識ある人が結構いて。どういうタイミングで何を摂取すればいいのか教えてくれる。だからみんな今、めっちゃ筋肉の知識あります(笑)」と明かす。記者から「一番の筋肉博士は?」と聞かれると、全員が「やっぱ(冴木卓麻役の山口)大地くんじゃないですか?」という答えに。筋肉に対して間違ったアプローチをするとすぐに怒られるというエピソードも披露された。

「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」公開ゲネプロより。

「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」公開ゲネプロより。[拡大]

喜安からは舞台について「競技はボクシングなんですけど、大縄飛びをやってるみたいなんです。ちょっとでも邪なリズムを加えると誰かが躓く。ボクシングって1対1で向き合ってて周りに応援してる人がいるんですけど、大きな渦のリズムの中で、寸分違わず、そのときに必要な仕事をしている作品になっています。回転してる中にどんどん人が入っていくんです。俳優やスタッフが、大きな渦の中できっかけを絶対に逃すまいと飛び込んでくる姿勢を見逃さずにいただけたら」という言葉も。最後に後藤は舞台を楽しみにしている人に向け、「ニコ生でも配信されるみたいですが、迫力は生のほうが伝わると思うのでぜひ劇場に足を運んでください」と呼びかける。そのまっすぐな言葉に塩田からは「一歩やなあ! まんまやなあ』と突っ込まれ、和気藹々とした雰囲気で会見は終了した。

1989年より週刊少年マガジン(講談社)にて連載中の「はじめの一歩」は、内気でいじめられっ子だった少年・幕之内一歩が、ボクシングに出会いチャンピオンを目指す姿を描いた物語。単行本は125巻まで発売中で、累計発行部数は9600万部を超え、2000年にはTVアニメ化もされた。

なおコミックナタリーでは、「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」で脚本と演出を担当した喜安浩平のインタビューを掲載中。TVアニメ「はじめの一歩」で主人公・幕之内一歩役を演じた喜安が本作に込めた思いとは何か。舞台版ならではの魅力や難しさ、キャストやスタッフたちの努力や工夫など、余すところなく語ってもらった。

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「リアルファイティング『はじめの一歩』The Glorious Stage!!」

会期:2020年1月31日(金)~2月9日(日)
会場:東京都 品川プリンスホテル ステラボール

スタッフ

原作:森川ジョージ「はじめの一歩」(講談社「週刊少年マガジン」連載)
作・演出:喜安浩平
音楽:和田俊輔
振付:HIDALI
ファイトコーディネイト:冨田昌則

キャスト

幕之内一歩:後藤恭路

宮田一郎:滝澤諒
千堂武士:松田凌

鷹村守:滝川広大
伊達英二:松本寛也
間柴了:岡本悠紀
青木勝:塩田康平
木村達也:高橋奎仁
速水龍一:橋本真一
冴木卓麻:山口大地
ヴォルグ・ザンギエフ:才川コージ

梅沢正彦:神坂優心
間柴久美:未来
幕之内寛子:久下恵美

鴨川源二:高木渉

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(c)森川ジョージ/講談社・ネルケプランニング

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