「禍つヴァールハイト」生配信で朗読劇も、阿部敦「1話ラストはなかなかの衝撃」

TVアニメ「禍つヴァールハイト -ZUERST-」の生配信イベント「Vフェス」が10月1日に行われ、イヌマエル役の阿部敦、レオカディオ役の小野友樹、シャアケ役の花守ゆみり、バーチャルYouTuber・電脳少女シロが出演した。

KLabGamesのスマートフォン向けオンラインRPG「禍つヴァールハイト」の20年前を舞台としたオリジナルストーリーが展開される「禍つヴァールハイト -ZUERST-」。10月13日の放送開始に先がけてYouTubeで配信された「Vフェス」では、阿部らキャスト陣によるトークに加え、テーマ曲を歌う黒崎真音とH-el-ical//（ヘリカル）の特別映像、さらに書き下ろしの朗読劇までもが、約1時間半にわたって届けられた。冒頭からテンション高めに登場したキャスト陣は、作品のダークなテイストとは反対に、笑いが絶えない賑やかなトークを展開。花守はシロがしゃべるたび「かわいい……！」と頬を緩め、画面上でシロと隣になった阿部に羨ましそうな視線を送った。

原作ゲームをレベル120に達するほどやり込んでいるというシロ。アニメの壮大で幻想的な音楽や激しい戦闘シーンについて「めちゃめちゃカッコいい！」と興奮気味に語り、「ゲームのキャラクターの幼少期や青年気が観られるかも」と期待を寄せた。キャラクター紹介のコーナーでは、津田健次郎演じるヘルマンについて「津田さんが演じてる時点で怪しい（笑）」と盛り上がるキャスト陣。藤井ゆきよ演じるエルフリーデは、人前ではクールに振る舞うものの1人のときは少し残念な性格であるという紹介を受け、「エルフリーデでの残念なところが早く見たい！」というコメントも飛び出した。

中盤ではアニメ第1話Aパートの音声を一足早くお届け。新型コロナウイルスの影響を受け、今は少人数でアフレコを行っているというキャスト陣は「この頃はまだ全員でアフレコができていたよね」と収録を振り返る。さらにオーディション時のエピソードも披露され、花守は「まだどういう世界観かわからなかったので、オーディションではいろんな声のトーンで演じましたね」と語った。小野が演じるレオカディオはゲームでは小山力也が声をあてているものの、本番ではそれを意識せずに演じさせてもらったと話し、阿部はオーディションのときと実際のアニメではイヌマエルのキャラクターデザインが大きく変わっていると明かした。

中盤ではティザーPVに登場する“すべては予言からはじまる”というフレーズにかけて募集された“予言”を紹介していくコーナーへ。「第1話最終シーン」に寄せられた“予言”が紹介される中、阿部からは「1話のラストはなかなかの衝撃」というコメントも飛び出した。続く音楽パートでは黒崎真音が歌うオープニングテーマ「君を救えるなら僕は何にでもなる」とH-el-ical//が歌うエンディングテーマ「disclose」が、2人からのコメント映像と、ミュージックビデオさながらの撮り下ろし映像で届けられる。重厚で壮大な2曲に、視聴者からは「これは重い作品になりそう」「禍つは本当に音楽いい！」「カッコいい！」というコメントが多数寄せられた。

トークパートの最後には出演者からメッセージが贈られ、シロは「応援していた『禍つ』がアニメになって、こんなに愛を持って声を吹き込んでくださるキャストさんがいて、ゲームユーザーとしてもアニメを観なきゃ損！」と喜ぶ。花守は「シャアケたちがどんな活躍をして、どんな結果になっていくか、ゲームをプレイしている方もアニメからの方も楽しんでもらえれば」と呼びかけた。阿部は「皆さんに楽しんでいただける、骨太な作品に仕上がっています」と語り、小野は「今日は皆さんのコメントも見ていて、ファンのみんなと一緒に楽しめている感覚があってうれしかったです。ぜひ温かく見守っていただければと思います」と締めくくった。

トーク終了後には、約10分にわたる書き下ろし朗読劇を展開。イヌマエルとレオカディオが出会うアニメの第1話へとつながっていく物語で、アニメ放送への期待感を高めた。「Vフェス」の模様はYouTubeのNBCUniversal Anime/Musicチャンネルで10月12日まで視聴可能だ。

なおコミックナタリーでは「禍つヴァールハイト -ZUERST-」の特集を公開予定。特集では阿部と小野へのインタビューが掲載されるのでお楽しみに。