映画「ザ・ファブル」公開、原作・南勝久は「“岡田准一ファブル”をご覧あれ!」

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南勝久原作による映画「ザ・ファブル」の公開記念舞台挨拶が、本日6月22日に東京・丸の内ピカデリーで行われた。

舞台挨拶の様子。

舞台挨拶の様子。

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映画「ザ・ファブル」ポスタービジュアル

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舞台挨拶にはキャストの岡田准一木村文乃山本美月福士蒼汰柳楽優弥向井理安田顕宮川大輔佐藤浩市江口カン監督が登壇。共演者の“フツーじゃない”エピソード、撮影の裏話といったトークが展開された。

岡田演じる伝説の殺し屋・ファブルを、唯一爆笑させることができるお笑い芸人・ジャッカル富岡役を演じた宮川は、撮影を1人で行ったそう。現場では誰もギャグを笑ってくれなかったらしく、宮川は「シーンってしてるんですよ。声が入っちゃうのかもしれないけど、あとから消したらいいじゃないですか。監督が来て『面白かったですよ』と言ってくれたけど、ウソつけ!」と不満を漏らす。しかも自分の撮影が一番最後だったことを明かし、「これを岡田くんが見るのかなと思ったら、(撮影が)終わってるっていうから、モチベーションもよくわからんし……地獄でした」とコメント。一方、ジャッカル富岡の映像がない中で撮影に臨んだ岡田は「まったく何もなく、『用意スタート!』『わっはっは』って爆笑してるんです」と振り返り、「大輔さんがやってくれてよかったです」と宮川をねぎらった。

左から山本美月、岡田准一。

左から山本美月、岡田准一。[拡大]

トークの後には、原作者・南から届いたお祝いのメッセージが披露される。司会が「このたびは江口カン監督をはじめ、演者の皆さん、関係者の皆さん、お疲れ様でした。無事に公開となり、僕自身も楽しみにしております。この原作はもともと実写化を想定して考えたところもあり、ひとつの目標に達することができたことに深く感謝しております。よくある“殺し屋”というテーマに挑戦しましたが、この物語はおそらく、今までに無かった“殺し屋エンタテインメント”になっていると思います。それではぜひラストまで、笑って、ハラハラと、楽しんでいただけたらと思います。“岡田准一ファブル”をとくとご覧あれ!」とメッセージを代読すると、岡田は「『原作とは違う世界を……』みたいなことが書かれてると、気に入ってないあるあるなんですけど、それがなくてよかった(笑)。原作の先生が喜んでくださっていてすごく嬉しいです」と笑顔を見せた。

特大ケーキの前でジャッカル富岡の持ちネタを披露する宮川大輔。

特大ケーキの前でジャッカル富岡の持ちネタを披露する宮川大輔。[拡大]

後半には制作スタッフからの贈り物として、ステージに特大ショートケーキが登場。劇中に、ジャッカル富岡が「ショートケーキにいちごを乗っせーるー♪」とギャグを披露するくだりがあることから、ここで宮川がそのギャグを生披露することに。宮川は「何で俺もやねーん!」という決めゼリフまでを、キレキレの動きで披露。会場から温かい拍手が送られるが、岡田があまり笑っておらず、宮川が「いや、岡田くん笑ってよ! 敵わんわ!」と詰め寄る一幕も。

最後には岡田が「この映画は、笑ってスカッとできる、だれもがスッキリできる映画です。何度でも観に来てください!」と挨拶し、イベントを締めくくった。映画「ザ・ファブル」は全国で公開中。

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(c)2019「ザ・ファブル」製作委員会

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