ネルソン・ロドリゲス「アスファルト・キス」日本初演に、畑中智行ら

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「アスファルト・キス」が、2018年1月18日から21日に東京・豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっとで上演される。

「アスファルト・キス」チラシ

「アスファルト・キス」チラシ

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古城十忍率いるワンツーワークスと、フランコ・フィギュレドが芸術監督を務めるStoneCrabsが共同制作する本作。「禁断の裸体」などで知られるブラジルの作家ネルソン・ロドリゲスの「アスファルト・キス」を、古城とフィギュレドの演出で日本初演する。

舞台は1950年代のブラジル。バスに轢かれて死にかけている男と、彼を抱き寄せてキスした男アランディールの姿を目撃した新聞記者は、その様子をゴシップ新聞に掲載する。この記事が大きな反響を呼び、アランディールと彼の家族の関係を引き裂くことになり……。

上演に際しフィギュレドは、「『アスファルト・キス』は、『権力』『妄想』『裏切り』の物語。そして『平等に生きる権利』を求める闘いの物語だと私は思っている」「人は『思いやり』『寛容さ』を、訓練によって獲得できるのだろうか? この作品を通して、私はそのことを皆さんに問いたい」とコメントしている。

出演者にはキャラメルボックスの畑中智行をはじめ、井上裕朗劇団青年座の大家仁志と尾身美詞、ワンツーワークスのメンバーらが名を連ねている。

フランコ・フィギュレド コメント

「アスファルト・キス」は、「権力」「妄想」「裏切り」の物語。
そして「平等に生きる権利」を求める闘いの物語だと私は思っている。
受け身であり続ければ、攻撃もいじめも黙認されてしまうこの世界。
自分の価値観に正直であるためには、人は闘わなくてはならない。
私たちは本当の意味で「他者との違い」を受け入れることができるのだろうか?
人は「思いやり」「寛容さ」を、訓練によって獲得できるのだろうか?
この作品を通して、私はそのことを皆さんに問いたい。

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ワンツーワークス&StoneCrabs共同制作公演 2017/2018 あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ「アスファルト・キス」

2018年1月18日(木)~21日(日)
東京都 豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと

作:ネルソン・ロドリゲス
訳:白坂恵都子、フランコ・フィギュレド
演出:フランコ・フィギュレド、古城十忍
出演:畑中智行井上裕朗、大家仁志、尾身美詞、奥村洋治、永嶋柊吾穴田有里、関谷美香子、小林春世、近藤一輝、小結湊仁

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