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刀ミュ新作、本日開幕!「今まで踏み込まなかった深い世界にいく衝撃作」

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左から時計回りに北園涼演じる小狐丸、佐伯大地演じる岩融、黒羽麻璃央演じる三日月宗近、三浦宏規演じる髭切、大平峻也演じる今剣、高野洸演じる膝丸。

左から時計回りに北園涼演じる小狐丸、佐伯大地演じる岩融、黒羽麻璃央演じる三日月宗近、三浦宏規演じる髭切、大平峻也演じる今剣、高野洸演じる膝丸。

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~つはものどもがゆめのあと~」が、本日11月4日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕。これに先がけ、初日会見と公開ゲネプロが本日行われた。

御笠ノ忠次が脚本、茅野イサムが演出を手がける本作は、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの第4弾。同シリーズは2015年秋に初演となるトライアル公演、2016年5月にトライアル公演から新曲を追加した完全版「阿津賀志山異聞」、同年9月に2作目「幕末天狼傳」、今年春に3作目「三百年の子守唄」と上演されたほか、広島・厳島神社高舞台にて奉納行事、ライブイベント「真剣乱舞祭 2016」「加州清光 単騎出陣2017」などが行われてきた。

4作目「つはものどもがゆめのあと」では、トライアル公演と「阿津賀志山異聞」でミュージカル「刀剣乱舞」の幕開けを担った、三日月宗近役の黒羽麻璃央、小狐丸役の北園涼、岩融役の佐伯大地、今剣役の大平峻也が出演。また今作からの新キャストとして、髭切役の三浦宏規、膝丸役の高野洸が参加する。初日会見には黒羽、北園、佐伯、大平、三浦、高野の刀剣男士キャスト6名が登場。黒羽は「刀剣男士って歴史を守る存在だと思っていたんですけど、今回の内容に関しては1部・2部ともに攻めの姿勢を持っています」と意味深な挨拶をし、「今までの3タイトルとは違った、いい味を出しています。審神者の皆さんは僕たちがいいものを作ってくると思ってくださってると思うんですけど、その遥か上を行く作品を届けたいです」と決意を述べた。

北園は開口一番、「緊張しています」と心境を吐露。「新作を楽しみにしてましたし、『阿津賀志山』を経て僕たちが刀剣男士としてどう成長してきたのかがこの作品に込められています」と自らを鼓舞するように語った。また佐伯は「僕ら三条派は刀剣男士歴が長いので、苦楽をともにしてきた仲間がいるのは心強い」と、三条派の刀剣男士である三日月宗近、小狐丸、岩融、今剣を演じるキャストたちの絆に言及。そして「舞台上では冷静に、精一杯演じて、新たな自分と新たな刀剣男士に出会えるような舞台にしたい。最高傑作と呼ばれるようなミュージカル『刀剣乱舞』にしたいと思っています」とアピールした。

大平は「僕は今剣役。義経公の守り刀ということで、義経の歴史を調べたりします。今回の台本を読んだり、稽古をしたりしていると、もしかしたら歴史的にこういうことがあったんじゃないかと感じたりするんです。実際に義経たちの伝説や逸話を証明できる人がいないので。そんな中でこの公演が、100年後、200年後に義経の新たな歴史として、1つの伝説として残ったらいいなと思います」と夢を語る。刀ミュ初参加の三浦は「『刀剣乱舞』という作品にあこがれていたので、今ここにこうやって刀剣男士として立っていることが夢のような感じがしています」と笑みを浮かべ、「客席で観てきたあこがれの先輩方とともに、弟と2振りで一生懸命食らいついて、最高の初日に仕上げたい」と、自らが演じる髭切、そして高野が演じる弟・膝丸の“出陣”に懸ける思いを話した。

同じく初参加の高野は「膝丸役の高野洸です。見どころがすごく多い作品……」と話し出すが、佐伯が「もっと声大きくしゃべれ!」と一喝。すぐさま「膝丸役の高野洸です!」と声を張り上げて記者たちの笑いを誘い、キャストたちの仲の良さを見せつける。そして「課題が多くて苦戦したんですけど、刀剣男士として歴史の長い皆さんとやってきてすごく優しくしてもらって、今日まで来れました。初日、緊張していますが精一杯千秋楽までがんばります」と意気込んだ。

演出の茅野は「トライアル公演から、ちょうど丸2年が経ちました」と語り始め、「一番驚いたのは、三条メンバーの2年間の成長。僕が驚いたくらいなので、お客さんたちには本当にびっくりしていただけると思う。彼らの役者としての個人の成長が、この本丸の刀剣男士たちの成長と重なってると思って稽古してきました」と黒羽、北園、佐伯、大平の成長を称える。また「我らの本丸に新たにお迎えした髭切と膝丸。ゴールデンルーキーでものすごく図太くて、いい意味で物怖じせず、躍動しておりました。新人を先輩たちが見守ったりリードしたり、そういう意味でもいい稽古場だなと」と三浦と高野に言及し、「2人はお芝居についてはキャリアが短いんですけど、歌やダンスに関しては先輩たちを凌駕するスキルを持ってる。佐伯は教わったりしてましたよね?」と佐伯にバトンパス。佐伯は頷きながら「僕は振りを教わりましたね」と笑顔を見せた。また茅野は「内容に関しては詳しいことは言えないけど、一言で言うと衝撃作。今まで踏み込んでいかなかった、刀剣乱舞の深い世界に踏み込んでいきます」と期待をあおり、会見は幕を閉じた。

「つはものどもがゆめのあと」第1部は、約2時間15分のミュージカル。小狐丸が審神者の前で舞を舞うシーンから始まり、審神者は小狐丸に、本丸に新たな刀剣男士・髭切と膝丸が顕現したことを告げる。源氏の重宝である髭切と膝丸の2振りが、同じく源氏に縁のある短刀・今剣に源義経との悲しい別れの記憶を呼び起こさせるのではないかと案じる小狐丸。その後、三日月宗近、小狐丸、岩融、今剣、髭切、膝丸が審神者に呼び出され、この6振りで部隊を編成しての出陣を命じられる。彼らが向かう先は、「阿津賀志山異聞」でも訪れた、平安末期から鎌倉初期。今剣を隊長にかの時代に出陣する6振りだが、髭切と膝丸は審神者から三日月宗近に関するある密命を下されていた。

「阿津賀志山異聞」での経験を経た三条の刀剣男士たちが、それぞれの存在や仲間の行動に悩み、もがきながらも答えを出していく様子を、おおらかでマイペースな髭切、真面目でしっかり者の膝丸が見つめる「つはものどもがゆめのあと」。小狐丸が勇猛に舞いながら歌うソロ曲「あどうつ聲」、岩融と今剣が五条大橋の弁慶と牛若丸の芝居をしながら歌唱する「千本目のちぎり」、髭切と膝丸が兄弟の絆を見せる「双つの軌跡~となり~」など動きの激しい曲から、三日月宗近の「この花のように」などしっとりと歌い上げるものまで、バラエティに富んだ楽曲が披露された。続く第2部は、おなじみとなっている約40分のライブ。刀剣男士たちの華やかな衣装や使用するアイテムなどは、ぜひ劇場やライブビューイングなどで見て確かめよう。

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~つはものどもがゆめのあと~」は、本日から11月12日までの東京公演を皮切りに、京都、東京凱旋、大阪と2018年1月30日まで巡演。1月30日の千秋楽公演は全国の映画館でのライブビューイングが決定している。また本作のBlu-ray / DVDは2018年夏にリリースされる予定だ。

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~つはものどもがゆめのあと~」

2017年11月4日(土)~12日(日)
東京都 TOKYO DOME CITY HALL

2017年11月17日(金)~19日(日)
京都府 京都劇場

2018年1月6日(土)~14日(日)
東京都 日本青年館ホール

2018年1月26日(金)~30日(火)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
脚本:御笠ノ忠次
演出:茅野イサム
振付・ステージング:本山新之助

キャスト

三日月宗近:黒羽麻璃央
小狐丸:北園涼
岩融:佐伯大地
今剣:大平峻也
髭切:三浦宏規
膝丸:高野洸

武蔵坊弁慶:田中しげ美
源義経:荒木健太朗
源頼朝:冨田昌則
藤原泰衡:加古臨王

岩崎大輔、大野凉太、笹原英作西岡寛修、鴻巣正季、山口敬太、杉山諒二、服部悠、河野健太、宮尾颯、市川裕介、伊達康浩、片山浩憲、田巻篤、寺田遥平、佐藤文平、齊藤謙也、島田連矢

(c)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会

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