ステージナタリー

「松竹新喜劇 新秋公演」久本、梅垣が入り「異様に雰囲気が変わった」と渋谷天外

20

「松竹新喜劇 新秋公演」囲み取材より。左から梅垣義明、久本雅美、渋谷天外、藤山扇治郎。

「松竹新喜劇 新秋公演」囲み取材より。左から梅垣義明、久本雅美、渋谷天外、藤山扇治郎。

「松竹新喜劇 新秋公演」が、本日9月7日に東京・新橋演舞場にて開幕。これに先がけて昨日6日に囲み取材と公開舞台稽古が行われた。

昼の部で上演される新作「新・親バカ子バカ」は、父親役を渋谷天外、息子役を藤山寛美の孫である藤山扇治郎が演じる。「帰って来た男」では、やくざ者の“お礼参り”が珍道中となっていく喜劇が展開される。一方、夜の部で上演される「鼓(つづみ)」では、時代に取り残された老漫才師の弟子である梅吉・花子夫婦を藤山扇治郎と久本雅美(Wキャスト)が演じ、「お染風邪久松留守」では、大工夫婦役を天外と久本(Wキャスト)が務める。

囲み取材には天外、扇治郎、久本、梅垣義明が登壇。初日を前に天外は「この2人(久本と梅垣)が入って異様に雰囲気が変わってきました。私が横で観ていたいような楽しい芝居になっておりますので、ぜひご覧いただければと思います」と観客に呼びかける。久本は「大好きな松竹新喜劇に、もう5回目となる出演をさせていただきます。また今回はWAHAHA本舗の梅垣義明というゴミのような男が一緒に出させてもらうので(笑)、うめちゃん(梅垣)と2人で『ああ、出てもらってよかった』と言ってもらえるようにがんばろうと励まし合っています」と意気込んだ。

扇治郎は「3年連続で姉さん(久本)に新橋演舞場に出ていただいて、今回はじめて梅垣さんと一緒に共演させていただきます。『新・親バカ子バカ』でお二人と、『鼓』では(久本と)夫婦をやらせていただくので、すごく緊張してます」と述べる。梅垣が「普段は女装が多いので(男の役で)こんなメイクするのも何年ぶりかなと……」と心中を明かすと、久本は「私も30年WAHAHAで舞台を一緒にやってますけど、男メイクってまずないんですよ」とコメントした。

天外は公演について「新喜劇の名作と、『新・親バカ子バカ』は、元の『親バカ子バカ』とシチュエーションは同じにしてストーリーをまったく変えました。うちの父と藤山寛美とがやっていた親子の関係はそのまま置いといて新しい芝居にしました。『お染風邪久松留守』はほんと久しぶりに出します。巡業と大阪ではやってきましたが、練って東京に持ってきまして、ご覧になる方は初めてに近いと思います。あとの2本は名作を持ってきてますんで、楽しんでいただけると思います」と語った。公演は9月24日まで。

「松竹新喜劇 新秋公演」

2017年9月7日(木)~24日(日)
東京都 新橋演舞場

昼の部

「新・親バカ子バカ」
原案:渋谷天外
脚本:浦影人
演出:門前光三、川浪ナミヲ

「帰って来た男」
合作:中田竜雄、淀橋太郎
脚色:舘直志
補綴・演出:米田亘

夜の部

松竹新喜劇裏十八番の内「鼓(つづみ)」
作:舘直志
演出:大場正昭

「お染風邪久松留守」
作:巌谷槙一
脚色:平戸敬二
補綴:米田亘
演出:渋谷天外

キャスト
渋谷天外、藤山扇治郎、曽我廼家八十吉、曽我廼家寛太郎、曽我廼家玉太呂、江口直彌、川奈美弥生 / 高田次郎(※「高」ははしごだかが正式表記)、小島慶四郎、井上惠美子 / 久本雅美梅垣義明 / 曽我廼家文童、大津嶺子 ほか

ステージナタリーをフォロー