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「青の祓魔師」始動!プレ稽古に北村諒ら参加、西田大輔「史上最高の舞台に」

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「舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇」プレ稽古の様子。

「舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇」プレ稽古の様子。

「舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇」のプレ稽古と囲み取材が、9月上旬に都内で行われた。

プレ稽古には脚本・演出を手がける西田大輔、奥村燐役の北村諒、奥村雪男役の宮崎秋人、志摩廉造役の才川コージ、宝ねむ役の樋口裕太、神木出雲役の大久保聡美が参加。北村と宮崎、才川と樋口と大久保の2グループに分かれ、はじめに北村と宮崎によるアクションシーンの稽古が行われた。

西田が燐と雪男の動きを実践してみせると、2人はすぐさま反応。北村は「斬る」「刺す」「避ける」「回転する」と1つひとつの動作を口に出して確認しながら、約15手ほど付けられた殺陣をこなし、宮崎はスマートな身のこなしで次々と敵を撃破していく。稽古中、西田が「また(殺陣が)上手くなったんじゃない?」と発破をかけると、北村は「成長が止まらないです」とニコリ。これを受けて西田は「このペースだと5000手くらい(殺陣が)付けられちゃうよ(笑)」と手応えを語っていた。

続く才川、樋口、大久保の稽古は読み合わせからスタート。今作が初参加となる樋口、大久保の2人は、西田が投げかける言葉に真剣に耳を傾け、自身が演じるキャラクターを身体に落とし込んでいく。また昨年2016年の「京都紅蓮篇」に続き廉造役を演じる才川に、西田は「今作の廉造は花形だと思ってる。コージが舞台上に出てくるたびに風を起すようなイメージで」と声をかけ、「それじゃあ、アクロバットしながら登場してみて」と提案。「ハイ! やってみます!」と元気に答えた才川は試行錯誤を繰り返しながら、高さのあるアクロバットで廉造の登場シーンを表現した。

稽古後に行われた囲み取材には、キャスト5人と西田が出席。北村は「京都紅蓮篇」の際に実施されたプレ稽古を振り返り、「前回は僕と秋人と西田さんの3人だったので、今回は人数も増えて、賑やかな稽古になって楽しかったです。今作で燐はサポート役なので、居心地のよい稽古場の雰囲気を率先して作っていきたいですね。みんなで心を通じ合わせていい作品にしたいです」と笑顔を見せる。また宮崎は「まず西田さんに会えてうれしかったです(笑)。前回は雪男を演じるのも(雪男の武器である)2丁拳銃を持つのも初めてでしたが、僕たち2人は前作を経験しているので、その分プレッシャーがありました」と少し固い表情を覗かせつつも、「正直、雪男に関しては自信があります。文句の付けどころのない雪男を演じられたら」と力強く語った。

続く才川は「プレ稽古の時点で、去年自分がやったアクションを超えています。今回、廉造は重要な役どころなので役作りをがんばりたい」とコメント。初参加の樋口は「プレ稽古を通して、自分の課題が見えました。新キャストだからといって甘えず、自分なりに考えてどんどん提示していけたら」と意欲を見せ、同じく新キャストの大久保は「出雲ちゃんが背負ってきた人生や細かい心情を理解して、自分らしい出雲ちゃんを作り上げられるようにがんばります。歴代のキャストさんの思いも受け継いで、責任を持って演じたい」と決意を明かした。

「島根イルミナティ篇」の印象を問われた西田は「原作を読んだときに、一番ワクワクして一番涙したのが、この『島根イルミナティ篇』。製作委員会の皆さんと『いつか島根イルミナティ篇までやろう』と話していたので、やっと上演できる喜びがある」と感慨深げに語り、「久しぶりに秋人と諒と稽古をして、2人の成長を感じました。初参加の裕太くんと聡美ちゃんも、早くも自分の役を掴んできてるなと。問題はコージがどれだけ羽ばたけるか(笑)。ですが、すごく明るくて真面目な奴なので心配はしていないです。いい作品になるんじゃないかという予感がしています」と述べた。

また西田は本作における殺陣について、「その人に一番合った動きを意識しながら殺陣を付けているのですが、『青エク』の場合、対人間でないというところがポイント。芯になる人間と敵役を演じるアンサンブルが作り出す世界、それが融合したときに、アクションを超えたパフォーマンスが生まれるんじゃないかと思っています」と期待を込め、「『京都紅蓮篇』では、『できることはすべてやろう』『他にないものを作ってやろう』という意気込みで、詰められるだけ詰め込みました。今作の上演にあたって、前作でやったことはもうやりません。観客にとって忘れられない時間を作ること、そして『青エクだけは特別だ』と思われる作品にすることが最終的な目標。史上最高の舞台にします。よろしくお願いします」と熱い胸の内を語った。

「ジャンプスクエア」(集英社)で連載されている加藤和恵のマンガ「青の祓魔師」を原作とした本作では、単行本10巻から15巻にあたる「島根イルミナティ篇」のエピソードが展開。公演は10月20日から29日まで東京・Zeppブルーシアター六本木、11月2日から5日まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。なおステージナタリーでは、本作の特集を展開中。主演の北村にインタビューを実施し、前作「京都紅蓮篇」を振り返りながら、自身が演じる奥村燐に対する思いを語ってもらった。

※特集記事へはこちらから!
「舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇」特集 北村諒インタビュー(1/2)- ステージナタリー 特集・インタビューPR

「舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇」

2017年10月20日(金)~29日(日)
東京都 Zeppブルーシアター六本木

2017年11月2日(木)~5日(日)
兵庫県 新神戸オリエンタル劇場

原作・脚本協力:加藤和恵(集英社「ジャンプスクエア」連載)
脚本・演出:西田大輔

キャスト

奥村燐:北村諒
奥村雪男:宮崎秋人

勝呂竜士:山本一慶
志摩廉造:才川コージ
三輪子猫丸:土井裕斗

杜山しえみ:松岡里英
宝ねむ:樋口裕太
朴朔子:小槙まこ

神木出雲:大久保聡美

ルシフェル:横田龍儀
親衛隊上官:稲村梓
外道院ミハエル:原勇弥

メフィスト・フェレス:和泉宗兵
神木玉雲:田中良子
ほか

(c)2017 加藤和恵/集英社・舞台「青の祓魔師」プロジェクト

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