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一部撮影可!RPGから大衆演劇のオマージュまで「ハイバイ、もよおす」

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ハイバイ「ハイバイ、もよおす」より、「RPG演劇『エンド・オブ・ワールド』」。(撮影:引地信彦)

ハイバイ「ハイバイ、もよおす」より、「RPG演劇『エンド・オブ・ワールド』」。(撮影:引地信彦)

ハイバイ「ハイバイ、もよおす」が、昨日7月29日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて開幕した。

主宰・岩井秀人の、身の回りで起きた出来事をモチーフにした作風で知られるハイバイ。今作では少々趣向を変え、五反田団との年始の恒例行事「新年工場見学会」でこれまでに披露された、30分ほどの中編作品を連続上演する。

「もよおす」のタイトルが象徴するように、ステージ上にはやぐらが組まれ、観客を賑やかに出迎える。1本目に上演されるのは、ゲーム好きな岩井ならではの作品「RPG演劇『エンド・オブ・ワールド』」だ。現実とゲームの世界を行き来できるようになってしまった人々を描く本作では、田村健太郎川面千晶黒田大輔演じるプレイヤーたちが、後藤剛範遊屋慎太郎ら扮するゲーム内のキャラクターや上田遥演じる案内人とともに、魔物を倒すべく奮闘。登場人物たちはオーバー気味なアクションで、客席を笑いの渦に巻き込んでいく。またハイバイ作品初出演となる伊東沙保が演じるキーパーソンにも注目したい。

幕間には法被姿の岩井が登場し、それぞれの作品にちなんだ面白エピソードを披露する。続く2本目は、化粧を施した平原テツ岩瀬亮、黒田が登場する大衆演劇のオマージュ「天魔十文字伝」。今作では特別に写真撮影が可能となっており、劇団の公式Twitterでは、ハッシュタグ「#ハイバイ天魔王」を付けた写真の投稿を呼びかけている。なお優秀賞に選ばれた投稿者には後日賞品が贈られるとのこと。

3本目に上演されるのは、鍛え上げられた身体にワンピースを身につけた後藤が健気な少女を演じる「ゴッチン娘」。劇中では遊屋、永井若葉扮するゴッチンの両親や、田村、池田亮藤谷理子演じる友人たちとゴッチンの交流、そしてゴッチンの淡く切ない恋模様が描かれるほか、演奏者として参加している梅里アーツが、時折巻き込まれる形で出演する場面も。通常の本公演とは一味違ったハイバイをぜひ堪能してみては。公演は8月12日まで。

ハイバイ「ハイバイ、もよおす」

2017年7月29日(土)~8月12日(土)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

作・演出:岩井秀人
出演:岩井秀人、上田遥川面千晶永井若葉平原テツ / 黒田大輔田村健太郎伊東沙保岩瀬亮後藤剛範池田亮藤谷理子遊屋慎太郎、梅里アーツ

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