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末満健一「グランギニョル」、染谷俊之・三浦涼介が耽美な吸血種を好演

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ピースピット2017年本公演「グランギニョル」より。左から染谷俊之演じるダリ・デリコ、三浦涼介演じるゲルハルト・フラ。

ピースピット2017年本公演「グランギニョル」より。左から染谷俊之演じるダリ・デリコ、三浦涼介演じるゲルハルト・フラ。

末満健一が作・演出を手がけるピースピット「グランギニョル」が、本日7月29日に東京・サンシャイン劇場で開幕。これに先がけて公開ゲネプロが行われた。

「グランギニョル」は、永遠の命を持つ原初の吸血種を描く、末満のライフワーク的作品「TRUMP」シリーズの最新作。本作では、吸血種の最高政治機関“血盟議会”の若手議員ダリ・デリコ(染谷俊之)が、とある事件の捜査をきっかけに“TRUMP”の不死伝説に迫っていく。

ゲネプロではダリと共に、同じく吸血種の貴族階級で上流議員のゲルハルト・フラ(三浦涼介)が、マスクをかぶった怪しげな異教団たちと戦うシーンから始まる。この異教団せん滅作戦の際、ダリは人間の女性であるスー・オールセン(田中真琴)を保護し、自らの屋敷にかくまうのだが、後にスーが身籠った赤子がダリの子であるという疑惑が浮上し、吸血種と人間の間で結ばれた“不可侵条約”に違反するとして、ダリは議会から停職処分を受けるのだった。やがてダリは、各地で発生していた吸血種の少年少女たちの失踪事件について秘密裏に捜査することになる。捜査線上に浮かび上がったのは社交倶楽部“黒薔薇館”で……。

劇中では、多くの場面でアクションシーンが登場し、染谷演じるダリ一行が死闘を繰り広げた。また吸血種たちが身にまとった個性的なゴシックファッションや、耽美な世界観を表現した舞台美術が、陰謀渦巻くサスペンスをより深淵に描き出す。

2009年の初演からさまざまに再演が重ねられ、「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」や、劇団Patch「SPECTER」など関連作品も生み出してきた「TRUMP」シリーズ。その最新作「グランギニョル」は、これまで以上に壮大かつドラマチックな世界観を持った作品となっている。公演は8月6日まで東京・サンシャイン劇場、8月18日から20日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。

染谷俊之コメント

「グランギニョル」が間もなく開演します。
今日までキャスト・スタッフ一同、力を合わせ頑張ってきました。
千秋楽まで力を合わせて誰一人欠けることなく、全力で突っ走ってまいります。
この独特の世界観をぜひ味わっていただきたいです!!
劇場でお待ちしております。

三浦涼介コメント

気づけば1カ月、みんなで稽古してきまして、遂に初日を迎えます。
アクションがたくさんあって体を張っており、燃えてる舞台になるかと思います。
吸血種の話ですが、とても熱い繊細な作品に仕上がっています。
ぜひ劇場で「グランギニョル」の世界観に浸っていただきたいと思います。

末満健一コメント

「グランギニョル」がいよいよ開幕です。
あらゆるジャンルから集まった実力派キャストたちが、各々の演技をぶつけ合うゴシックサスペンス劇。
退廃的かつ耽美的な世界観に是非浸りにきてください。

ピースピット2017年本公演「グランギニョル」

2017年7月29日(土)~8月6日(日)
東京都 サンシャイン劇場

2017年8月18日(金)~20日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

作・演出:末満健一

キャスト

ダリ・デリコ:染谷俊之

李春林:東啓介
歌麿:松浦司
マルコ・ヴァニタス:栗山航

アンリ・ガトー:藤木修
オズ・ローナン:大久保祥太郎
キキ・ワトソン:田村芽実
ジャック・ブレア:服部武雄
執事ハンス:池村匡紀
情報屋黒猫:菊池祐太
レイン中級議員:吉田邑樹
ダミアン・ストーン:日南田顕久
スー・オールセン:田中真琴
スチューデント:後藤菊之介

フリーダ・デリコ:愛加あゆ
バルラハ・ベル:窪寺昭
ヨハネス・ヴラド:陰山泰

ゲルハルト・フラ:三浦涼介

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