鈴井貴之＆藤村忠寿、OOPARTS新作をアピール「前作以上に面白くなりそう」

TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS VOL.3「HAUNTED HOUSE」のDVD発売イベントが、7月7日に東京・HMV&BOOKS TOKYOにて行われ、作・演出の鈴井貴之と出演者の藤村忠寿が登壇した。

2016年に上演された本作は、ひなびたお化け屋敷の再建に立ち上がる人々を描いた物語。藤村は「本当に評判が良くてね。渡辺いっけいさんが初日に思わず感激して泣き、そして札幌公演では鈴井貴之が子供のように泣いたという、本当に良いお芝居でした」と公演を振り返り、鈴井は「本当にお客さんに喜んでもらえているという実感がありました」と手応えを明かす。

さらに藤村は「これまで鈴井貴之が北海道の演劇シーンを引っ張ってきて、TEAM NACSが出て、それが飛躍して盛り上がって、20年以上の時を経て再び北海道で『面白かったよ！』という観客の気持ちが伝わってくるスタンディングオベーションで迎えられた状況で感極まったのでしょう」と当時の鈴井の心情を分析。そして、「渡辺いっけいさんや森崎博之という、芝居作りをよくわかっている役者さんに多く参加していただいて、みんなで初日の直前まで悩みに悩んで作り上げたお芝居が、拍手喝采で迎えてもらえて非常にうれしかったです」と喜びを語った。

7月19日に開幕するOOPARTS第4弾「天国への階段」の話題になると、鈴井は「前作以上に面白くなりそう」とコメント。また藤村も「まだ稽古は10日目くらいですが、非常にいいです。テンポがいいし、面白くなると思います」と期待を煽る。さらに人気番組「水曜どうでしょう」新作のロケが今年2017年初頭から行われていることが明かされると、会場からは大きな歓声が上がった。

「天国への階段」は、2010年にスタートした鈴井のソロプロジェクト・OOPARTSの公演第4弾。出演者には鈴井、藤村のほか、永野宗典、畑中智行、菊地美香、根岸拓哉、平田薫、戸澤亮、東李苑、吉田悟郎が名を連ねている。東京公演は7月19日から25日まで東京・サンシャイン劇場にて行われ、その後大阪、北海道、宮城、長野を巡演予定だ。