ドイツの現状を写し出すリーディングに、文学座や青年団の若手演出家たち

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「ドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ」が、7月28日から30日に、東京のゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センターにて開催される。

「Draussenwelten Buhne Stuhl」ビジュアル(Buhneのuにはウムラウト付きが正式表記)

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アンネ・レッパー

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マルティン・ヘックマンス (c)Krafft Angerer

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カーチャ・ブルナー (c)Sophie Stieger

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ジビレ・ベルク (c)Katharina Lutscher(Lutscherのuにはウムラウト付きが正式表記)

ジビレ・ベルク (c)Katharina Lutscher(Lutscherのuにはウムラウト付きが正式表記)[拡大]

「ドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ」とは、ドイツの現状を写し取った最新戯曲を、日本人演出家&俳優によりリーディング上演する企画。今回は、アンネ・レッパー作「ガールズ・イン・クライシス」、マルティン・ヘックマンス作「観客たち」、カーチャ・ブルナー作「幽霊だって人間だ」、ジビレ・ベルク作「明日から世界が!」の4作品を上演する。

文学座生田みゆきが演出する「ガールズ・イン・クライシス」は、ハイナー・ミュラーやエリフリーデ・イェリネク、デア・ローアー、ローラント・シンメルプフェニヒ、ルネ・ポレシュ、リミニ・プロトコルなどを輩出した現代ドイツ語演劇のフォーラム、ミュルハイム演劇祭で今年2017年に劇作家賞を受賞した注目作。夫と恋人の代わりに、ベイビーは2体の人形を手に入れようとするが……。「観客たち」は、観劇を終えて劇場を後にする観客の、さまざまな心理模様に迫る。演出は、5月に「青べか物語」で初演出を手がけた文学座の所奏が担当。青年団櫻井美穂が演出を手がける「幽霊だって人間だ」は、人生の終末期をホームで生きる老人たちと介護士たちの関係性を描いた緊迫のドラマだ。さらに2013年にベルリンで初演され好評を博した「明日から世界が!」は、希望と現実の狭間でジリジリとした生き方を強いられている女性たちの物語。演出を、鵜山仁や松本祐子らの演出助手を務めている文学座の西本由香が担当する。

なお7月29日17:15から「演出家と翻訳家によるトークセッション」が行われるので、興味のある人はぜひ参加してみては。

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「ドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ」

2017年7月28日(金)~30日(日)
東京都 ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター

「ガールズ・イン・クライシス」

作:アンネ・レッパー
訳:小畑和奏 
演出:生田みゆき
出演:松井工、神野崇、川辺邦弘、鬼頭典子、金井由妃

「観客たち」

作:マルティン・ヘックマンス
訳:長田紫乃 
演出:所奏
出演:押切英希、山本郁子、伊藤安那、前東美菜子、岡本温子 ほか

「幽霊だって人間だ」

作:カーチャ・ブルナー
訳:内藤洋子  
演出:櫻井美穂
出演:串尾一輝原田つむぎ

「明日から世界が!」

作:ジビレ・ベルク
訳:長田紫乃 
演出:西本由香
出演:伊藤安那

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