チンピラやヒッピーたちと一つ屋根の下……、永井愛×田上豊「僕の東京日記」

田上豊が演出を手がける「僕の東京日記」が、9月15日から19日に埼玉・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ マルチホールで上演される。

キラリ☆ふじみとの提携公演を行うアソシエイト・アーティストである田上が、同じくアソシエイト・アーティストである永井愛の脚本を、同館のレパートリー新作公演として創作する本作。1996年に二兎社が初演した、当時永井が展開していた「戦後生活史劇3部作」の第3部にあたる群像劇だ。

1971年秋、大学1年生の原田満男が高円寺のアパート「春風荘」で下宿生活を始める所から物語が始まる。このアパートには反戦運動家や新劇女優、チンピラのクリーニング屋、ヒッピーなど変わった人々が同居。満男は彼らに振り回される中、思いもよらない事件に巻き込まれていく。