小越勇輝「芝居が余計好きになった」、ドラマ「弱虫ペダル」1泊2日の旅特番も

2017年2月19日 8:00 1016 1 ステージナタリー編集部

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実写ドラマ「弱虫ペダル」のBlu-ray / DVD発売記念イベントが、昨日2月18日に東京・ディファ有明にて行われた。

ドラマ「弱虫ペダル」Blu-ray / DVD発売記念イベントの様子。左から杉元照文役の平井浩基、金城真護役の郷本直也、今泉俊輔役の木村達成、小野田坂道役の小越勇輝、鳴子章吉役の深澤大河、福富寿一役の滝川英治、泉田塔一郎役の青木空夢。

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ロードレーサーを盗まれたことを語る滝川英治（右から2番目）。［拡大］

イベントには小野田坂道役の小越勇輝、今泉俊輔役の木村達成、鳴子章吉役の深澤大河、金城真護役の郷本直也、杉元照文役の平井浩基、福富寿一役の滝川英治、泉田塔一郎役の青木空夢の7名が登壇。まずは「緊急反省会」と称してドラマ撮影を振り返るトークコーナーが展開された。滝川が「ロードレーサーを買ったか」という話をキャスト陣に振ると、木村が「今泉が使っているスコットを買った」と明かした。また言い出しっぺの滝川は「福富はジャイアントに乗っているんだけど、私はキャノンデールを買いました」とさらりと話すと、周りから総ツッコミ。さらに、そのキャノンデールが実は1週間前に盗まれたことを告白し周りを驚かせ、「俺、バナナより太い鍵付けてたんだよ!? ありえない！」とショックを顕わにしていた。

青木空夢［拡大］

撮影の苦労を語るコーナーでは、総北メンバーは合宿、箱学メンバーは3本ローラーのシーンがつらかったと答えたキャストが多数。泉田役の青木は「3本ローラーはホントに難しくて。（箱学の部室で練習するシーンで、スタッフから）『泉田くんは（3本ローラーじゃなくて）筋トレだから大丈夫だよ』って言われてたから安心してたのに、全員で乗るシーンがあって！」と戸惑いながらも撮影に挑んだエピソードを語った。また総北メンバーで3本ローラーを経験した今泉役の木村も「もう一生乗りたくない」と言うほどに、苦労した撮影当時の様子を述懐した。

北村諒からのビデオメッセージ。［拡大］

さらに来場できなかったキャスト陣からのビデオメッセージも上映。東堂尽八役の北村諒、新開隼人役の宮崎秋人、荒北靖友役の鈴木拡樹、真波山岳役の植田圭輔と黒田雪成役の秋元龍太朗、手嶋純太役の鯨井康介・青八木一役の八島諒・御堂筋翔役の林野健志の3人、巻島裕介役の馬場良馬と田所迅役の友常勇気と、それぞれの映像がスクリーンに映し出されると、登壇者たちはツッコミながらも観客たちと楽しそうにメッセージを受け取っていた。

イベント終盤では3月29日に、キャスト陣が箱根1泊2日の旅に出る特別番組「ドラマ『弱虫ペダル』1泊2日ホンネ旅～総北＆ハコガク旅に出たらこうなったスペシャル～」が放送されることも発表に。司会者が「行く先々で巻き起こるトラブル雨あられの珍道中」と番組内容を説明すると、滝川が「まだ始まってないのにトラブル起きるかわかんないじゃん！」と未だ撮影を行っていないことを明かしつつツッコみ、会場の笑いを誘っていた。

小越勇輝［拡大］

2017年内に続編の放送が決定しているドラマ「弱虫ペダル」。最後に小越が意気込みを語った。「前回、ドラマ『弱虫ペダル』をやらせていただき、舞台でやっていた役者が映像でもできるってこともなかなかないですし、不安とプレッシャーもあったんですけど、たくさんの方に見ていただき、評価をくださったおかげで続編が決まりました」とファンに感謝を述べる。また「前回は総北のインターハイに行くまでのストーリーであったり坂道の成長であったりをお届けしましたが、次はいよいよインターハイで各学校と戦ったり、もっとレース感が出てくると思います。原作を見る限り、集団落車はどうするのかとか、みんなが横一列になって走れるのかとかまだわからないですが、どう見せるのかは各セクションの方が今悩んで考えていると思います。全員で全力でまた素敵なドラマ『弱虫ペダル』にするので、楽しみにしてただけたらと思います」と締めくくった。

木村達成［拡大］

イベント後に行われた合同取材には、続編に出演する小越勇輝、木村達成、深澤大河、郷本直也の4名が出席。記者から舞台俳優として前作のドラマ出演で得たものを問われると、「余計芝居が好きになりました」と答える小越。「その日現場に入らないと状況がわからないからこそ、来たものに素直に反応して返せるのが面白かった。次に舞台をやったときは、相手からもらうものと自分が発するものを、もっと大事にしようと改めて思った。意識が変わった作品」と手応えを語った。

郷本直也［拡大］

木村は「それこそ勇輝が言ったその場の対応っていうのが、映像は一番試されるなって痛感しました」と続け、「舞台はナマモノですけど練習もできるので、その日その場でそのテンションですべてが変わってしまう映像の現場では、テンションのコントロールをもっとうまくできる自分に進化していたい」と宣言した。

深澤大河［拡大］

一方郷本は「僕は映像に写ることの怖さを覚えた」と告白。「そこを楽しめるというよりかは、芝居をするのがこわくなったくらい。舞台に戻ったときに開放感を感じるかと思ったら、そうでもなくて。より『芝居は難しいんだな』と思うようになってしまった」と心境を明かすも、「怖いって思えることは、成長できることがいっぱいあるってことじゃんって、このドラマで気付かされた。また続編で挑戦ができるってことがうれしい」と前を見据える。

深澤は「僕は諦めない、妥協したくないって気持ちが強くなった。ロードバイクで実力がない部分があるのですが、勇輝や達成さん、3年生がすごい熱いので、妥協せずにやっていきたい思いが膨らんでます。最後までやり抜くことの大切さをこの作品に教えてもらった」と真摯に語った。

ドラマ「弱虫ペダル」の続編は、2017年内にBSスカパー！にて放送。