50代×20代が稽古で切磋琢磨！今村ねずみ、新メンバーと「出会えてよかった」

2月から3月にかけて全国5都市で上演される「THE CONVOY SHOW vol.32『asiapan』」の稽古が、昨日2月6日に公開された。

主宰の今村ねずみ、瀬下尚人、石坂勇、舘形比呂一、黒須洋壬、トクナガクニハルの6人に加え、荒田至法、後藤健流、佐久間雄生、本田礼生の4名が新メンバーとして加入し、総勢10名となったTHE CONVOY。彼らが新体制で挑む本作は、遺跡群に囲まれた街のゲストハウスを舞台に、日本人観光客の男たちやホテルのオーナー、現地の若者たちが織り成す物語だ。

THE CONVOYが始動した年、そして新メンバーが加入したメモリアルイヤーである「1986-2016」の文字が記された揃いのシャツを身に付け、稽古に臨む面々。ダンスパートでは、熱気あふれる50代メンバーのパフォーマンスに引けを取らない、キレのあるダンスで20代のメンバーが応戦。またそれぞれのソロパートが用意されている、タップダンスのシーンも見どころだ。続く芝居パートの稽古では、日本人観光客を瀬下、石坂、舘形、黒須、トクナガ、ホテルのオーナーを役を今村が演じ、テンポのよい掛け合いを披露。そして若手メンバー・荒田、後藤、佐久間、本田の4人は、現地で働く若者をはつらつと演じてみせた。

稽古中、取材に応じた今村は本作の見どころについて「全部です（笑）。でもしいて言えば、全員が主役であり、全員が脇役であるところ。新しいメンバーが入ってきても、今までやってきたこのコンボイのスタイルを貫きたい」とコメント。また新メンバーの4人を交えての稽古について「本当に刺激的。自分たちがコンボイを始めたくらいの年齢なので、彼らを見ているといろんなことを思い出します」と答え、「みんな結構無礼なんですよ！ 思い切りがいいというか。ずっとやってきたメンバーのポジションに隔てなく入ってきて、『俺がCONVOYだ！』って主張してくるような感じ。そんな彼らの頼もしい姿を見てほしいですね」と新メンバーへの愛情を語る。

さらに若手4人に期待することを問われた今村は「まず、CONVOY SHOWを楽しんでほしいですね。長年やってる僕たちだからとか、若いからとか抜きにして、一緒になって舞台を駆け抜けていきたい」と述べ、「もっと頼もしくなってほしい。……もう頼もしいですけどね（笑）。本音を言うと、みんな面白い奴です。出会ってよかったな、彼らとCONVOY SHOWを作れてよかったなと思います」と笑顔を見せた。

東京公演は、2017年2月25日から3月1日まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて。その後、3月5日に北海道・札幌市教育文化会館 大ホール、3月8・9日に愛知・東海市芸術劇場、3月11日に大阪・森ノ宮ピロティホール、3月14日に福岡・ももちパレスへと巡演する。