雪山遭難中に出会った“誰か”とは？妖怪モチーフの作品描く鬼の居ぬ間に新作

鬼の居ぬ間にが「雪女―密室の行軍―」を、12月14日から19日まで東京・SPACE梟門にて上演する。

“妖怪”をモチーフに、明治後期から昭和中期の物語を主に上演している鬼の居ぬ間に。今回は、243本中の27本に選ばれた「第22回 劇作家協会新人戯曲賞」の1次選考通過作品を上演する。

雪中行軍演習中、暴風雪に襲われた青森第5連隊は、腰よりも高く積もった雪の中を進んでいた。進むことも戻ることも困難な状況の中、残された7人が雪小屋で暖を取りながら出会った、とある“誰か”とは……。

作・演出は、鬼の居ぬ間に主宰の望月清一郎が担当。出演者には、ブラジルの諫山幸治、宇都宮快斗、mielの金崎敬江、十七戦地の北川義彦のほか、鬼の居ぬ間に劇団員の吉田多希ら多彩な顔ぶれが揃った。