新国立劇場「ニーベルングの指環」第2弾、「ワルキューレ」が本日開幕

「ワルキューレ」が、本日10月2日から18日まで東京・新国立劇場 オペラパレスで上演される。

「指環（リング）」の名で親しまれるワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」。ゲッツ・フリードリヒ演出のプロダクションでその全4作を上演する新国立劇場の大型プロジェクトが、2015/2016シーズンからスタートした。シリーズ2作目となる「ワルキューレ」では、ヴェルズング族の双子の兄妹・ジークムントとジークリンデの悲恋や、神々の長・ヴォータンと愛娘・ブリュンヒルデの永遠の別れなどがドラマチックに描かれる。また「ワルキューレの騎行」や「冬の嵐は過ぎ去り」「ヴォータンの告別」といった名曲揃いでも広く知られた作品だ。

本作の指揮を務めるのは、新国立劇場オペラ芸術監督の飯守泰次郎。また世界的なヘルデンテノール・ステファン・グールドがジークムント役を、今年3月に同劇場で上演された「サロメ」でヨハナーン役を好演したグリア・グリムスレイがヴォータン役にキャスティングされた。さらにワーグナーソプラノとして第一線で活躍するイレーネ・テオリンがブリュンヒルデ役を演じ、東京フィルハーモニー交響楽団が管弦楽の演奏を担当する。