「スタパレディオ」公開録音、鈴木裕斗ら即興ラップで客席を“ブチ上げ”

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アイドルプロジェクト「スターリィパレット」のイベント「スタパレディオ」の公開収録が、去る8月6日に東京・科学技術館 サイエンスホールにて行われた。

「スタパレディオ」公開収録フォトセッションの様子。左から鈴木裕斗、木村昴、伊原辰、増田俊樹。

「スタパレディオ」公開収録フォトセッションの様子。左から鈴木裕斗、木村昴、伊原辰、増田俊樹。

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「スタパレディオ」公開収録の様子。左から鈴木裕斗、木村昴、伊原辰、増田俊樹。

「スタパレディオ」公開収録の様子。左から鈴木裕斗、木村昴、伊原辰、増田俊樹。[拡大]

「スターリィパレット」は、DMM.com OVERRIDEがプロデュースする男性アイドルのプロジェクト。学校の部活動として“アイドル部”が存在する世界を舞台に、弱体化してしまった聖華学園アイドル部に所属する少年たちの成長と絆を描く青春ストーリーが展開される。“ライブ×エンタテインメント”をコンセプトに掲げながら、今後はリズムゲームの配信をはじめ、CD発売やライブの実施、小説化、漫画化など、メディアを横断した活動が予定され、イベントなどファンが参加できる企画も多数用意される。

左から鈴木裕斗、増田俊樹。

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その活動の一環として、毎週月曜に「響 HiBiKi Radio Station」にて配信されているのが、Webラジオ「スタパレディオ」だ。8月6日の公開収録ではこの番組でMCを務める声優の鈴木裕斗、増田俊樹のほか、ゲストとして木村昴、伊原辰がラジオの公開収録に臨んだ。

左から鈴木裕斗、増田俊樹。客席にレスポンスを呼びかける。

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公開収録はまず、鈴木と増田のMC2人が登場。おなじみの「じゃあいつもの行っちゃいまーす! みなさんキラッとー?」という呼びかけで始まった。続いて、増田は「公式Twitterフォロワー数突破記念の公約、覚えてますか?」と鈴木に質問。鈴木はこれまでの放送で“体づくり”を公約に掲げており、その成果をこの場で披露することに。

鈴木裕斗(左)の胸筋を確認する増田俊樹(右)。

鈴木裕斗(左)の胸筋を確認する増田俊樹(右)。[拡大]

力こぶを作って見せる鈴木裕斗(左)をいじる増田俊樹(右)。

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8月6日の公開収録のために、週の半分以上、朝5時からジムに通ったと述べる鈴木に、増田は「暇なんすか?」とツッコミを入れるも、服の上から拳で胸筋に触れると「お? 全然プニプニしない!」と驚く。「でしょ? 腕も見てよ!」と鈴木が力こぶを作ってみせると、増田は「上腕二頭筋すげぇな!(ザブングル加藤歩のネタの)『カッチカチやぞ!』ってやんなよ!」と促し、控えめにネタを披露した鈴木。客席からは「カッコイイ!」という声が上がっていた。

ここで木村と伊原がゲストとして登場。鈴木はゲストを、これまでの放送で命名した“裕斗ネーム”で呼びたいと提案。増田は呆れつつも「恥ずかしがらずに大きな声でお呼びください!」と客席に語りかける。そして呼ばれたのは、裕斗ネーム“バリューン”こと木村。サングラス姿で「みんな! 夏、してる?」と言いながら颯爽と登場した木村に、客席は「いぇ~い!」と歓声で応えた。

伊原辰

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伊原は番組に初出演とのことで、鈴木がこの場で“裕斗ネーム”を名付けることに。“ハム”スターのような伊原のルックスと、収録日が8月6日で“ハム”の日をイメージさせることから“しんハム”と呼ばれた伊原は「はーい!」と元気よく返事をしながら登場した。

「スターリィパレット」がデビュー作という伊原は、収録の感想を聞かれると「初めての現場でしたので、右も左もわからなくて本当に大変でした」と苦労を語る。勉強のために木村の収録を見学したことを明かし、「終盤の方まで聴かせてもらいました。勉強させていただきながらの収録で少しは成長できたのかな。これからもがんばっていきたいと思います!」と笑顔を見せた。

木村は紫藤董也を演じるにつれて、最初に資料で目にした第一印象とは異なってきたと話す。「こんな一面もあるんだ、すげぇな、と。知って演じていくうちに、董也とリンクする部分が自分の中にもあったりして。どことはまだ言えないんですけど、演じていて楽しいキャラクターでした」と振り返る。

オリジナル劇の朗読に臨む鈴木裕斗。

オリジナル劇の朗読に臨む鈴木裕斗。[拡大]

増田から「座長としての収録はいかがでした? アイドルとしての輝きを自ら一番見せなきゃいけないわけじゃないですか?」と話を振られた鈴木は、星野紅葉について「特に意識しなくても、彼の言葉を僕の口から発することで自然とそうした気持ちが生まれていきました」と即答。「紅葉と僕が気持ちをちゃんと重ね合わせて、楽しく気持ちよく純粋な気持ちで臨めましたね」と話し、「海都はどうでしたか?」と増田に問いかける。

オリジナル劇の朗読に臨む増田俊樹。

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しばらく考え込んだ増田は、自身の演じる辻石海都について「自分に近いキャラクターだと思いました。視野が狭くなりがちなところが似ているな、と。それから紅葉役である鈴木裕斗さんと距離感が取れないところとか……」と本音を漏らすと客席からは笑いが。加えて「そういった意味でも、2人の掛け合いはやりやすかったです!」と話を締めると、木村が「……ねぇ仲良くして! もうなんなの? オープニングからずっと仲悪いからさぁ!」と割って入り、2人をなだめた。

色とりどりのサイリウムを振り、新曲「brilliant edge」で盛り上がる客席。

色とりどりのサイリウムを振り、新曲「brilliant edge」で盛り上がる客席。[拡大]

ここでアイドルグループとしての楽曲収録が話題に挙がり、音源をこの場で流して聞いてみようという流れに。先行配信中の「Starry Palette」のイントロが流れると、観客は王道のアイドルソングに合わせてペンライトやサイリウムを思い思いに振り、会場のボルテージが一気に上がった。

左から鈴木裕斗、木村昴、伊原辰、増田俊樹。オリジナル劇の朗読に臨む。

左から鈴木裕斗、木村昴、伊原辰、増田俊樹。オリジナル劇の朗読に臨む。[拡大]

続けてオリジナルの朗読劇「ドラマパレット」のコーナーへ。捨て犬を拾ってきた紅葉がアイドル部の部室に隠れていると、海都、董也、昴の3人が登場。犬が再び捨てられてしまうのではと心配した紅葉は部室を飛び出して……という物語が展開された。鈴木は明るくまっすぐな紅葉のキャラクターをバラエティ豊かな声色で表現。熱演が光る。

左から伊原辰、増田俊樹。新曲「brilliant edge」を聞いて盛り上がる。

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そして新曲「brilliant edge」のイメージビジュアルが公開されると、客席のテンションは最高潮に。イントロが流れると、増田は「それではまた1曲聞いていただきましょう!」とサイリウムの準備を促す。さらに「(サイリウムを)下げてると見えないよ? ホラ大きく上げて!」と煽ると、自身も座ったまま青色のサイリウムを高く掲げてノリノリで踊り始めた。興奮のあまりその場に倒れ込む素振りを見せると、伊原も立ち上がってそれに追随する。曲が終わると増田は「辻石海都を演じている人間としてはクールにふるまいたいわけよ。でもやっぱね、この熱すぎる魂、出ちゃうな……」としみじみ。

左から伊原辰、増田俊樹。

左から伊原辰、増田俊樹。[拡大]

ここで、事前にリスナーから公開収録時に4人にしてほしいことを募った「募集企画チャレンジ!」のコーナーへ。「すでにヘトヘトですけど、ますとしさん、しんハムさん、ここからさらにカロリー使うよ?」と笑う鈴木をよそに、「……大丈夫。俺ならいけるよ」と強がりながら椅子上でへたばっている増田。会場から「がんばれー!」という声が上がる中、発表された企画は“即興ラップ”だ。

即興ラップの確かな腕で客席を盛り上げていた木村昴。

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「マジか……」と打ちひしがれる増田を横目に、木村は「オケーーーーーィ!」とハイテンション。伊原の静けさにも気を配りつつ、鈴木は「どうした? 右半分(鈴木と木村)と左半分(増田と伊原)で温度差があるよ?」と指摘する。しかし笑顔で「順番は決まってるの。綿密に計算されてて、一番はバリューン。流れを作っていただいて。からの、ますとし先輩!! 3番目はしんハムで、最後にギョス(鈴木)が締めるっす!」と進行すると、客席からは拍手が起こった。

トップバッターの木村は「呼ばれて飛び出てフリースタイル! かなり無茶ぶりだけど大丈夫! 今日のお題は“アイドル”! みんなのハートを奪い取る!」と見事な韻を踏んで会場を沸かせる。そのままリズミカルに続けたあと、「ますとしが、かますとしますか」で締めてバトンは増田へ。言葉の代わりに「あ~う~お~いぇ~お~いぇいいぇいいぇい、うぉ~しゃ~」という謎の音をリズムに乗せる増田に、鈴木と木村は「嘘でしょ?」と大爆笑。

左から鈴木裕斗、木村昴、伊原辰、増田俊樹。客席から黄色い歓声を受け、悦に入る4人。

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増田は低音で「ア・イ・ド・ル~」「ル・ド・イ・ア~」と発して半ば強引にお題に応えたあと、バトンは伊原に託される。伊原は戸惑いつつも「俺アイドル、歌っとる喋っとる、みんな楽しんどるぅ?」とコール&レスポンスを取り入れながら次第に応戦。しまいには「次はカモン!MCギョス!」とアドリブも飛び出し、無事にバトンは鈴木へ。「俺の発言いつもギリセーフ!アイドル極めてなりたいぜお前らと夫婦!」と自虐ネタとファンサービスを織り交ぜた鈴木のリリックに、客席からは悲鳴に近い歓声が上がっていた。

楽しそうに即興ラップに臨んでいた鈴木裕斗。

楽しそうに即興ラップに臨んでいた鈴木裕斗。[拡大]

4者4様の即興ラップを繰り広げたあと、鈴木は「バリューンが1番ってダメだと思う! 本格的だけど、あとの人がやりづらい!」と総括。木村は「俺はすげぇ楽しかったけどね! でも1人、歌? というか呪文の人いたね」と笑いながら増田をチラリ。視線を感じ取った増田は「ラップっていうのは自らの魂を表現する場であって、決められたルールをなぞっていくのが答えじゃないって思ってる。そして終わったあとは何があってもお互いをリスペクトしていくのが大事なんだよ。だから俺は何があっても鈴木裕斗って座長を愛してる……」と答え、鈴木を見つめた。

そして番組も終盤に差し掛かり“下校の時間”へ。最後の挨拶を述べる場面でも、木村は「いぇ~い!」とハイテンション。さらに「みなさんに1つ言いたいのは……最高の夏にしてください!」と客席に呼びかける。伊原は「初めての舞台がこの公開収録ということだったので緊張しましたが、みなさんとお話をしているような気分でずっと出させていただいたので、うれしく思っています。作品を楽しみに待っていてください!」と笑顔で締めくくった。

増田は「まさか公開録音がこんなに疲れるとは思ってなくてね……。(普段の収録は)ギャラ泥棒なんじゃないかと思われるくらい静かにしてるのに」と即興ラップを意識した発言で、ラストまで客席を沸かせる。しかし「(ゲームでは)エネルギッシュな若者たちの最高の青春がプレイできますので、ぜひともゲームを楽しんでください。今日はありがとうございました!」と作品をアピールした。

最後まで全力で司会に徹した鈴木は「『スターリィパレット』という作品は、みなさんの気持ちをキラキラ輝かせてくれる作品だと思います。こういう機会があれば、また遊びに来てくださいね! 本日はありがとうございました!」と大きな笑顔を見せ、会場をあとにした。

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み や び ₍•ɞ•₎ @mi_xll_llx_85

「スタパレディオ」公開録音、鈴木裕斗ら即興ラップで客席を“ブチ上げ” https://t.co/893DoFm25F
昼の部レポ上がってる!昴さんのラップ本物きちゃった感あったな〜超かっこよかった*\(^o^)/*ますとしさんは…あれは酷かった(笑)夜の部も配信はじまってた聞く♡

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