舞台「K」植田圭輔＆安西慎太郎「僕たちにしか作れない関係性見て」

舞台「K-Lost Small World-」が、昨日7月22日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕した。

人気アニメを原作とした舞台「K」シリーズの最新作「-Lost Small World-」は、八田美咲、 伏見猿比古にフィーチャーしたスピンオフ。2人の中学生時代の出会いから決別までの物語が描かれ、八田美咲役を植田圭輔、伏見猿比古役を安西慎太郎が務める。

初日を終えた植田は「前作からずっと末満さんとしんた（安西慎太郎）と『-Lost Small World-』ができたらいいねと話していました。実際に演じてみて簡単なことばかりではなかったですが、僕たちもすごく気合が入っていますし、みんなで積み上げてきたものをお客さんに見せたい」と意気込みを語る。また「今作はまだアニメ化されていないこともあって、型にはまることなく、僕としんたにしか作れない八田と伏見の関係性を稽古の段階から積み上げられたかなと思います」と自信を見せた。

安西は「『K』の本編から見ると今作は過去の物語なので、なぜ八田と伏見が現在の関係性になってしまったのかを表現するのにとても苦労しました」と明かし、「一番観てほしいのは、八田と伏見が心情をやり取りするシーン。八田を含めたさまざまな人と関わっていく中で、揺れ動く伏見の心に注目してほしいです」と自らが演じる伏見に心を寄せた。

周防尊役の和田雅成は「吠舞羅、周防尊と出会ったことで八田と伏見の人生は大きく変わります。2人の心、そして観に来てくださった皆さまの心を大きく動かせるよう努めます。『何よりも素敵な赤を。燃やせ』」と自らが演じる周防になぞらえてコメント。また土井一海は宗像礼司役を演じるにあたって「宗像という人物の底の見えなさをどうやって表すかについてかなり苦労しましたが、お客さんに『宗像が土井でよかった』と思ってもらえるよう頑張ります」と意欲を見せる。

昨日、伏見仁希役と夜刀神狗朗役を兼任することが発表された荒牧慶彦は「オファーを頂いたとき、正直とても迷いました。実際に演じてみてもすごく大変だなと思いましたが、仁希は八田と伏見にとってのキーパーソンなので、皆さんの期待を超えるような仁希を作り上げたいと思います」と意気込んだ。また狗朗を中心としたキャラクターたちがアイドル衣裳をまとって行うライブパフォーマンス「BLACK DOG LIVE～fromアイドルK」については、「クロというキャラクターを守りつつも、アイドルのクロとして楽しく演じきりたいと思います。もっともっと皆さんを楽しませていきたいです！」と語った。

東京公演は明日7月24日まで。その後京都公演が、7月30・31日に行われる。なお本公演のBlu-ray / DVDは11月16日に発売。