杉本博司×平野啓一郎×寺島しのぶ×庄司紗矢香、コクトー戯曲を昭和に置き換えて

「『肉声』～ジャン・コクトー『声』より～」が、11月25日から27日まで、東京・草月ホールにて上演される。

本作は、ジャン・コクトーの戯曲「La Voix humaine」（邦題「声」）の設定を昭和初期の日本に置き換えた作品。太平洋戦争の開戦前年である1940年の晩夏を舞台に、妻子ある男に電話をかけることを思い立った女の姿が描かれる。

上演にあたっては構成・演出・美術を写真家の杉本博司が、作・演出を作家の平野啓一郎が担当。寺島しのぶが主演を務める。バイオリニストの庄司紗矢香も節付と演奏で参加し舞台を彩る予定だ。