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庭劇団ペニノ、岸田國士戯曲賞受賞作の“回る”湯治宿を一般公開

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庭劇団ペニノ「地獄谷温泉 無明ノ宿」より。

庭劇団ペニノ「地獄谷温泉 無明ノ宿」より。

庭劇団ペニノ「地獄谷温泉 無明ノ宿」の舞台装置仕込み作業が、明日5月24日から26日まで、大阪・クリエイティブセンター大阪にて一般公開される。

2016年2月に岸田國士戯曲賞を受賞した本作では、都会から遠く離れた湯治宿を舞台に、人間の深い欲望が一夜のうちに湧き出す様子が描かれた。湯治宿は玄関、2階建ての客室、脱衣所、浴室の順で現れる回り舞台になっており、上演中に回転。この装置が、登場人物が服を脱ぎ裸になって温泉に浸かり、心の襞が次第に露わになっていくという流れの自然さを演出していた。

8~9月に行うヨーロッパツアーに向け、本作の舞台装置は仕込まれたあとにいったんバラされ、ツアーに出やすい形に組み直される。主宰タニノクロウの自宅マンションを改造した劇場スペース「はこぶね」で公演を行うなど、細部まで作り込んだ舞台美術に強いこだわりを持つ庭劇団ペニノ。仕込み作業を見学できるのは貴重な機会と言えるだろう。

入場は無料だが、メールで事前の申し込みが必要。詳細は公式ブログにて確認しよう。

庭劇団ペニノ「あの装置、公開『仕込み』します」

2016年5月24日(火)~26日(木)
大阪府 クリエイティブセンター大阪

撮影:杉能信介

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