「美幸」鈴木浩介が唯一の共演者・大島優子をべた褒め「彼女は最強」

「鈴木おさむ劇場 美幸 -アンコンディショナルラブ-」が本日5月12日に東京・本多劇場にて開幕した。

大島優子演じる美幸は新聞社主催の書道コンテストで優勝し、メディアに取り上げられて目立ってしまったことをきっかけに学校で執拗ないじめにあい、ひとりぼっちで悲惨な学生生活を送ってきた。大人になり就職した会社で、鈴木浩介演じる元役者・雄星に出会い、自分と同じ境遇を感じて無償の愛を捧げ、復讐劇を繰り広げていく……。

初日の開幕前には、鈴木と大島の囲み取材が行われた。今の気持ちを記者から尋ねられた大島は「とても落ち着いてます。昨日も12時半くらいに寝て、朝7時くらいに起きて、いろいろケアしてきました。ばっちりです」と頼もしいコメント。一方の鈴木は、「僕も12時半位に布団に入ったんですけど全然寝れなくて……。こんなに緊張したのは人生で初めてくらい。大島さんと真逆です」と打ち明け、会場の笑いを誘った。

会見の間中、唯一の共演者である大島をべた褒めする鈴木。「二人芝居なので頼れるのは大島さんだけ。彼女は最強ですね。大島優子最強伝説の幕開けじゃないかと思います」と太鼓判を押す。さらに「僕がどんなにテンパったって、落ち着いて対応してくれる」と語ると、大島は「浩介さんは愛嬌があるんですよ。『かわいらしいなー』って見てます」と言って余裕を感じさせた。そして「先輩である浩介さんがあたふたしてる姿を目にして、逆に落ち着けるのかもしれないです」と鈴木をやさしくフォロー。

最後に鈴木が「大島さんが覚醒する瞬間を、皆さん楽しみにしてください。演劇界の名だたる演出家の方から“引っ張り優子”さんになると思います」と作品をアピールし、会見は締めくくられた。

その後公開されたゲネプロでは、舞台中央に設置された白い円のステージ上で、大島と鈴木が何役をも熱演する姿を披露。転換から小道具の出し入れまで、すべて2人が行う。オープニングから流れる中田ヤスタカの楽曲も、作品世界を盛り上げる。

「美幸」は5月12日から24日まで東京・本多劇場、5月27日から30日まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。