内野聖陽、波瑠がリーディングで魅せる「乳房」が開幕

「『乳房』～天上の花となった君へ～」が、5月7日に東京・俳優座劇場で開幕した。

本作は、新潟・りゅーとぴあが主催する役者2人のリーディング公演「ふたりものがたり」の第1弾として企画された公演で、内野聖陽、波瑠をキャストに迎え、伊集院静原作の「乳房」を上演する。7月には、第2弾「檀」の上演が控えており、2作品の上演台本・演出は、テレビマンユニオンの合津直枝が手がける。

原作となった「乳房」は、演出家・憲一と、妻・里子の闘病生活を描いた伊集院静の自伝的小説。病床に伏しても明るく振る舞う里子を波瑠がフレッシュに演じ、2人の掛け合いが切ない別れの物語を紡いでいく。

内野聖陽コメント

誰もが心の底にしまって置きたくなるような宝物のような時間。
皆さまの想像力と共に羽ばたけるような
それでいてリアルに感じられるような
とにかく、素敵な舞台空間・時間になったらと思っています。

波瑠コメント

【里子】は、ひまわりのような明るさを持った一途な女性です。
その真っ直ぐな明るさで、内野さん【憲一】の心を動かすことができたらいいな、と
一生懸命やらせていただきます。

合津直枝コメント

長年、映像の仕事をしてきましたが、この頃「もっとシンプル」なものを―という思いが強くなってきました。“Boy Meets Girl”ではないけれど、ドラマが立ち上がる最小単位「ふたり」に、「物語」を掛け合わせるだけで...もちろん、それが、最強の俳優「ふたり」で、最上の「ものがたり」ならば、まだ誰も見たことのない、「演劇以上の演劇」が生まれるはず、と信じています。「ふたりものがたり」どうぞ、ご期待ください。