堀越涼の演劇ユニット・あやめ十八番が、新旧2作品を交互上演

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花組芝居の堀越涼による演劇ユニット・あやめ十八番が、5月27日から6月5日に東京・サンモールスタジオにて、2本立て公演を行う。

あやめ十八番「江戸系 諏訪御寮」「ゲイシャパラソル」チラシ

あやめ十八番「江戸系 諏訪御寮」「ゲイシャパラソル」チラシ

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1本目は2014年に上演された代表作「江戸系 諏訪御寮」。古くからのしきたりが残る、現代のある島を舞台にした騒動を描く。2本目は、新作「ゲイシャパラソル」。ときは平成60年、深川芸者、柳家・仇吉(あだきち)は、“花柳界の宝”と言われていて……。2作品とも脚本・演出を堀越が手がける。

あやめ十八番は、堀越が2012年に旗揚げした演劇ユニット。歌舞伎や能、浄瑠璃といった日本の古典芸能を基礎とし、日本人的な感覚や美意識を取り入れた作品作りを行っている。歌舞伎の下座音楽や落語の囃子のように、劇中劇をすべて生演奏で行うことも特徴のひとつとなっている。

上演にあたり、堀越涼からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。

堀越涼コメント

あやめ十八番、2016年初の本公演は、再演・新作二本立て公演となります。
これまでは、僕自身がわりと、“芝居は中身だ”っていう信念でもってお芝居を作って来たんで、比較的シンプルな公演が多かったんですが、あやめ(十八番)も旗揚げから四年目ということで、そろそろパッケージにも拘った、企画力の強い公演を打ちたいねという事で、二本立てにしました。
若い団体って、結構、連続してターニングポイントを迎えるものだと思うんですけど、いよいよ規模も大きくなってきて、本格的な過渡期を迎えるにあたって、ひとつ今までの創作を振り返ってみようという思いで再演を決めました。
同時上演で、新作と再演を発表する意図は、ずばり見比べて頂こうというものです。どっちが良い悪いという比較ではなくて、ただ、一応ペーペーながらも作家として揉まれてきた三年間があって。その変化を見て頂きたいという御趣向です。心強い構成員の加入、スタッフワークの増強、作・演出としての成長。今だから、お見せできるものもあるんじゃないかな、と。
公演は、五月の後半からですから、早咲きのあやめですね。満開となるよう、一生懸命頑張りたいと思います。

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あやめ十八番「江戸系 諏訪御寮」「ゲイシャパラソル」

2016年5月27日(金)~6月5日(日)
東京都 サンモールスタジオ

脚本・演出:堀越涼
出演:大森茉利子、金子侑加、笹木皓太、堀越涼、北沢洋熊野善啓 / (以下「江戸系 諏訪御寮」のみ)美斉津恵友、加藤素子、中島美紀、土佐まりな、原川紗弓、ミヤタユーヤ、加藤唯 / (以下「ゲイシャパラソル」のみ)和知龍範、塩口量平、木原実優、小口ふみか、田口真太朗、安東信助石田迪子、森川陽月

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