先駆者から現代芸術の源流をたどる「KYOTO EXPERIMENT」開催

京都で行われる国際舞台芸術祭「KYOTO EXPERIMENT 2016」が、3月5日から27日まで開催される。

6回目となる今回は、今年1月にリニューアルオープンしたロームシアター京都がメイン会場となり、公式プログラム11作品を上演。またショーケース「Forecast」、フリンジ企画「オープンエントリー作品」、関連企画なども予定されている。

今年の公式プログラムでは、現代舞台芸術の先駆者として活躍してきた麿赤兒、松本雄吉の新作や、ダンスやパフォーマンスの演目に重点が置かれている。また国際ネットワークのプラットフォームとなるべく、海外のディレクターを招聘してシンポジウムやレクチャーも開催される。

KYOTO EXPERIMENTのプログラムディレクター・橋本裕介からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。

橋本裕介コメント

今回から「ロームシアター京都」という新しい劇場がメイン会場となり、新たな気持ちで6回目を迎えるにあたり、トリシャ・ブラウン、麿赤兒、松本雄吉など、1960～70年代から実験的精神で創作し続けている先駆者を紹介することで、現代の舞台芸術の源流をたどりたいと思いました。さらに今回はダンス作品を多くラインナップし、ボリス・シャルマッツ、ダヴィデ・ヴォンパク、チョイ・カファイなどいずれも注目です。国内ではKYOTO EXPERIMENTでしか観られない作品ばかりです。ぜひご期待ください。