岡田利規

岡田利規

オカダトシキ

1973年神奈川県出身、演劇作家、小説家。1997年にチェルフィッチュを立ち上げ、2005年に「三月の5日間」で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。同年に「クーラー」で、TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2005-次代を担う振付家の発掘-の最終選考会にも出場し注目を集める。同時に海外での活動も展開し、高い評価を得る。また小説家としては、2007年にデビュー小説集「わたしたちに許された特別な時間の終わり」を発表し、翌年第2回大江健三郎賞を受賞する。2014年からは美術展覧会にも活躍の場を広げ、「映像演劇」の作品制作にも取り組んでいる。近年の活動では、2015年にKAATキッズプログラム「わかったさんのクッキー」で、初の子供向け作品の台本・演出を担当。同年、アジア最大規模の文化複合施設Asian Culture Center(光州 / 韓国)のオープニングプログラムとして初の日韓共同制作作品「God Bless Baseball」を発表する。2016年には瀬戸内国際芸術祭にて森山未來との共作パフォーマンスプロジェクト「in a silent way」を滞在制作・発表したほか、2016年よりドイツ公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を4シーズンにわたって務めている。チェルフィッチュ創立20周年にあたる2017年には、「三月の5日間」リクリエーションで全国7都市ツアーを実施。2018年にはウティット・ヘーマムーンの小説を原作にした新作を、タイで滞在制作・上演。2019年には作・演出を手がけた新作「The Vacuum Cleaner」がミュンヘンにて上演された。

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