ほっといてくれたのが、ありがたい

──そんな「さまぁ～ず×さまぁ～ず」が10年続いた理由や秘訣はなんだと思われますか？

三村　テレ朝さんに「邪魔だなあ」と思われなかったのがラッキーですよね（笑）。ほっといてくれたのが、ありがたい。オンエアは深夜ですけど、今は皆さん、ビデオに録って観たり、配信で観たりしていますから。

大竹　CSでも、やっていただいて助かります。

三村　全国の方が観られるんだな、って思います。視聴者の皆さんにも「こうやったら観られるんだよ」ってもうちょっとツイートしてほしい。そうしたらリツイートします（笑）。

──この10年で、さまぁ～ずさんご自身のお笑い界でのポジションは変わったと感じられますか？

三村　変わってないんじゃないですかね。みんな一緒に歳を取った。

大竹　僕らには最近で「ちょうど10年」みたいな番組が3つ、4つあるんですよ。それこそ、さっき話に出た「Qさま!!」「モヤさま」「内さま」「さま×さま」ですよね。変わらずに来ました。

──お2人にとっては10年前から、そのままお仕事の環境がスライドしている感じなんですね。

三村　はい。ただ、当初は中堅みたいに言われていたけど、最近は「もうベテランなんですから」って周りから言われることは多くなってきました。

大竹　当時と同じようにやっているので、その自覚はあまりないです。

三村　「こんな浮ついたベテラン、いねーよ！」って思っちゃいます。

大竹　そうか、だから「お乳」って言ったら気持ち悪いのか（笑）。周りの見方と自分の意識とのギャップが多少あるんでしょうね。

三村　下ネタには気を付けたほうがいいな、って。でも、言いますけどね（笑）。

特典ね、いいんですよ、実は

──第16弾のBlu-ray / DVDについてもお話を伺えればと思います。撮り下ろしの特典映像には毎回、力が入っていますよね。

三村　特典に力が入っているのに、あんまりみんなDVD買わないですよね！（笑） 特典ね、いいんですよ、実は。

──番組スタッフのご自宅を訪問する企画の第2弾「塚田ディレクター編」（Blu-rayボックスのみ収録）も楽しめました。

三村　テレビディレクターの家庭をのぞき見できる。夢のある企画です。

──第1弾では藤野ディレクターのご自宅を訪問されました。

大竹　同じディレクターでも対照的な暮らしが見られて、なかなかいいと思います。

──あとは三村さんのお兄さんがアンケートにどう答えたかをお2人が当てる「クイズ！三村マサカズのお兄さんは何と答えたでしょう？」も大笑いしました。

三村　これはウチの兄貴のダメっぷりが見られます（笑）。まさか「兄貴をやめちゃう瞬間」が収録されているとは。

大竹　哀愁があって、オンエアでやっても面白いくらいのヤツです。

──最後にもう1つ、大竹さんの嗅覚が鋭いかどうか確かめる企画では、お2人のスタジオトークの前説を担当しているつぶやきシローさんが進行されています。

大竹　あいつはもう、この先どうなるんでしょうか？

三村　卑屈ですよね。

大竹　「どうせアレだろ？」って全部逆の意味に取る。なかなかいないタイプ（笑）。

──では最後にBlu-ray / DVD発売に向けて一言、お2人から推薦コメントをいただけますか？

大竹　面白いです！ 内容が詰まっていますから。深夜に全部観た人はたぶんいないと思うので、新たに「なんだこれ？」と思って観てほしいです。

三村　特典映像もここでしか観られません。ぜひこれ、買うしかないっしょ！（笑）