さまぁ～ずのもとには愉快な仲間が集まってくる

──印象的なさまぁ～ずさんのトークがほかにあれば教えていただけますか？

「カフェ店員シリーズ」が面白くて、以前大竹さんが注意したカフェ店員の親に偶然会う、というのは番組を長くやっているからこそですよね。世直しになっているんだなと（笑）。

パペットコントを撮っているカメラマンの娘さんもコンビニ店員になったんですが、「大竹さんのトークを見て、いい店員になろうと思った」って言ってました。

サービス業に携わる人は「さま×さま」を観たほうがいい（笑）。

「成長日記」には大竹さんが最近加わってきました。初回放送のときは三村さんの息子さんが3歳くらいで。それを大竹さんが新たに自分の話で塗り替えていくので歴史を感じますし、感慨深いです。

「さま×さま」が始まるまで、三村さんの家族の話はそんなに表に出る感じではなかった。息子さんも今は中1になって、ほとんど会ったことはないけど、すごく知ってる気がします（笑）。我々も途中で結婚して子供ができたりしているので、2人のトークは参考になります。

家族の話はたぶんこの番組くらいでしかしないから、貴重ですよ。

さまぁ～ずさんはドライバーも変わっていきますね。前にドライバーだった方が番組の作家になったりして。

マネージャーの松本ちゃんも最初は新人だったのが先輩になりました。

──今回のDVDではマネージャーの長さんの話題がよく出てきます。

Vol.30の「幻のチョウ」がめちゃくちゃ面白かった（笑）。2人で「俺のチョウがいないんだよ！」って。

だんだん頭角を表してきました（笑）。

さまぁ～ずさんのもとには愉快な仲間たちが集まってくるんですね。

2人の話がうまいんだろうね。あの2人じゃなかったら、そんなに面白い話にならないだろうし、普通の人だと思う（笑）。

大竹さんがいろいろ気付いちゃう。「おや？」って思う力がすごいです。

さまぁ～ずを自宅に迎えて「観た人に嫌われないかな？」

──この第15弾のBlu-rayボックス特典ディスクで、藤野さんがさまぁ～ずさんを自宅に迎えています。そもそも、なぜこんな企画になったのでしょう？

僕がやろうって言ったんです。さまぁ～ずの2人がいればスタッフの家だろうが面白くなっちゃうので。あと藤野は独身なのにホームパーティが大好きで、まず話を断らないだろうと。

藤野さんがいない会議で話が出たんですよ（笑）。メールを送ったら「ぜひやります！」って。

「待ってました！」と。

──さまぁ～ずさんを実際に自宅に迎え入れて、いかがでしたか？

大竹さんが来るので、におい、汚れ、ホコリだけに気をつければ楽しくできるなと思いました。あとはブレーカーのアンペアが上げられるということと、うちのテレビが小さかったことを学びました。

私はまだディレクター1年目なんですけど、藤野さんより私の家のテレビのほうがいい（笑）。でも家はすごかったので、夢はあるなあと思いました。

20年くらい前だったらディレクターって憧れの職業だったんです。でも今は全然そうではないので、この企画を観てもらってディレクターの地位を上げなきゃ、というのもちょっとあります。

──ハプニングも起きましたよね。

出オチがあったんですよ。詳しくはBlu-rayボックスの特典映像を観てもらうとして（笑）。

ゴチャゴチャになりましたね。特典映像にはそのまま使っちゃいました。予想外のところも含めて見どころです。

藤野もちょっと面白いことを言って、さまぁ～ずを笑わせようとしてるんだよ。

正直「あれを観た人に嫌われないかな？」っていう不安はあります。僕のことは嫌いになっても、「さま×さま」のことは嫌いにならないでください（笑）。