お笑いナタリー Power Push - 春風亭一之輔×banvox×PlayStation®4「GO! GO! LINEUP! RAKUGO!」

PS4®の全18タイトルを落語の登場人物が続々紹介

PlayStation®4のゲームタイトルを紹介する動画「PlayStation®4 presents “GO! GO! LINEUP! RAKUGO!”」が公開された。春風亭一之輔の落語とプロデューサーbanvoxの楽曲による競演に注目!

2014年から続く、PS4®の発売タイトルを紹介するラインナップ動画の第7弾。過去3作はトラックメーカーtofubeatsを起用し、最上もがやRIP SLYMEのPESやRYO-ZをMCとして招き、ラップをモチーフにタイトルを紹介する動画だった。第7弾となる今作は、2017年春に発売されるPS4®用ソフトの注目ラインナップを、一之輔がさまざまな落語の登場人物を演じ分けながら続々と伝えていく動画だ。この企画のポイントは「ゲーム」「落語」「音楽」3つのカルチャーの融合。トラックメーカーのbanvoxが生み出すビートに乗せて一之輔が繰り出す名人芸を堪能しよう。

お笑いナタリーはこのたび都内にて行われた一之輔の音声収録を独占取材。この特集記事では一之輔のインタビューを掲載すると共に、撮影現場の様子をレポートする。

取材・文 / 成田邦洋 撮影(1ページ)/ 辺見真也

PlayStation®4 presents “GO! GO! LINEUP! RAKUGO!”

春風亭一之輔インタビュー

落語と通じるところがあった

──音声収録おつかれさまでした。最初に感想を聞かせていただけますか?

春風亭一之輔

楽しかったですよ。CMでナレーションを務めたのは、山梨にある和菓子屋のおまんじゅうのCM以来です。そのときとはテンポが全然違いました。

──落語の形式を使ってゲームタイトルを紹介する試みについて、どうお感じになりますか?

面白い試みですよね。声色を変えて、殿様と三太夫さんと八五郎さんとお鶴さんという奥方様を、全部1人で演じるわけです。「こんなに何人も出ているのにギャラは1人分で済む」という利点があるかもしれない(笑)。

──banvoxさんの音楽に噺をリズムよく乗せる、というのが特徴的だと思います。

難しかったです。「この単語は音を立てないといけない」「ここは特に聴かせたい」という部分があって。韻を踏んではいないけど、全体的にラップみたいでした。

──落語と今回の収録に通じるところはありますか?

あると思いますよ。基本的に落語もリズムとメロディがすごく重要で、歌みたいなところがあるんです。うまい落語ってテンポがいいし、聴いていて心地がいい。それと近い感覚で収録しました。

落語をちゃんと使ってくれている

──一之輔さんご自身の声にはどんな特徴があるとお考えでしょうか?

春風亭一之輔

どっちかというと、鼻にかかったボンヤリした声で、基本的には低いと思います。元が高いと音域が狭くなる場合があるので、低い声がベースになって高い声が出るほうが、落語をするにはいいような気がします。

──落語をするには音域が広いほうがいいでしょうか?

そうですね。だからその点、声には恵まれているかなと思います。ようやく自分の声を聴くのに慣れてきたくらいですけど(笑)。20代前半よりはずいぶん落ち着いた低い声になってきたと思います。

──このCMは内容的にも、うまい言い回しやダジャレが満載ですね。

耳にインパクトがあって、心に残るものが多いです。全部通して聴くといい具合に聴こえますよ。ちゃんと映像とシンクロしているのもすごい。

──サイバー感のある落語家・四遊亭続々(よんゆうていぞくぞく)も存在感が大きいです。

そのうち落語家として本当に出てくると思いますよ。疲れなさそうだからいいですよね(笑)。

──このCMで初めて落語に接する人がいるかもしれません。そういう人にはどうアプローチできると思われますか?

春風亭一之輔

「この声をやっているのは誰だ?」と調べてもらったりして、少しでも興味を持ってもらえるといいですね。今は落語ブームみたいなものも少し来ていますし。

──最後に一之輔さんの声の聴きどころを教えてください。

このCMは落語というものをちゃんと使ってくれています。「2017年に発売される最新ゲームの見どころを、まさか三太夫や八五郎といった古典落語の登場人物が言うとは!」みたいなギャップがあるとは思う。あと、ゲーム愛好家は江戸弁を聴くこともなかなかないだろうから、意外性を楽しんでほしいです。ゲームを楽しみながら、落語も聴いてもらえたらと思います。

「GO! GO! LINEUP! RAKUGO !」とは?
PlayStation®4

PlayStation®4のゲームラインナップを春風亭一之輔が落語のテイスト満載で伝えるプロモーション映像。退屈で何か面白いものはないかと訴える殿様に、三太夫や八五郎、お鶴といったキャラクターが面白いゲームソフトを続々と提案していく。一之輔はこれらのキャラクターに1人でなりきり、とんちの効いた掛け合いで全18タイトルを紹介。banvoxのビートに乗せた一之輔の語りは、時に歌うかのように美しいメロディを奏で、落語の次元を超越した新境地へ達している。

映像の主役は、ヘルメットを装着して目元のディスプレイで感情を表現するサイバーな落語家・四遊亭続々。レーザーが飛び交うサイバー空間で、濃紺の着物を纏った四遊亭続々が高座に上り、落語家らしい所作を軽妙に披露していく。ゲーム18タイトルのラインナップと一之輔のスピード感あふれる落語、そしてbanvoxの音楽といった異文化カルチャーが一体化。かつてない世界観を構築する映像は必見だ。

PlayStation®4 オフィシャルサイト

春風亭一之輔(シュンプウテイイチノスケ)
春風亭一之輔

千葉県出身。日本大学芸術学部を卒業後、2001年に春風亭一朝に入門。2004年に二ツ目に昇進し、「一之輔」と改名した。2012年に21人抜きの大抜擢で真打に昇進する。寄席を中心としながら、ラジオ・テレビ番組への出演等、幅広く活動している。

banvox(バンボックス)
banvox

東京を拠点に活動するプロデューサー。2011年、音楽制作を初めてわずか1年でMaltine Recordsよりリリースしたデビュー作「Intense Electro Disco」がヒットを記録した。その後、中田ヤスタカ、JUJU、湘南乃風といった国内アーティスト、さらにはMNDR、Foreign Beggarsといった海外アーティストにも楽曲・リミックスを提供。国内外で大型フェスにも出演する、世界で活躍する若き才能だ。