「おめでとちゃ～ん！」太田プロライブ・月笑でトップリード三連覇

昨日12月12日に、東京・新宿明治安田生命ホールにて太田プロライブ「月笑（ゲツワラ）2011 クライマックスシリーズ」が開催され、トップリードが優勝した。

芸人たちが1年間にわたって観客による投票をもとにポイント制で順位を争ってきた「月笑」。今期はトップリードが1位でファイナルに進出し、2位のインスタントジョンソンと3位のアルコ＆ピースがセミファイナル進出となった。

MCにはクライマックスシリーズ恒例の彦摩呂が登場。アシスタントには、これまでのライブでアシスタントを務めた芽夢ちさと、磯部さちよ、北林明日香がクライマックスにふさわしい華やかな衣装で勢ぞろいした。

ライブでは、2月から9回行われた「月笑」の年間ポイント上位20組がネタを披露。セミファイナルでは、アルピーとインジョンがともにコントで戦った結果、インジョンがファイナルに進出した。インジョンは進出が決まるとゆうぞうが「超嬉しい」と喜ぶ一方、すぎ。は「僕らが勝ったということは負けた人がいるということで」と泣きの演技をし始め、さらにじゃいがファイナルのネタにアルピーを誘うなど息の合ったボケトークを展開。アルピーは悔しさを滲ませながらも「僕らであれインジョンさんであれ、トップリードをぶっ潰しましょう」と、トップリードの3連覇阻止をインジョンに託した。

ファイナルでは先にインジョンが登場し、いなくなったペットをめぐるコントを披露。続いてトップリードが喫茶店を舞台にデートネタを繰り広げた。集計の間は柳原可奈子と松村邦洋によるゲストコーナー。柳原は人気の「スタイリスト・北条マキ」ネタで会場を笑わせた。松村はスポーツやドラマなどの最新ネタをモノマネを織り交ぜて漫談。ライブならではの鋭い指摘とモノマネのクオリティの高さに観客からは笑いとともに歓声もあがった。

そしていよいよ開票の結果、トップリードが優勝。「月笑」3連覇を成し遂げた。和賀は「『月笑』史上初めて朝6時までネタができていなかったです」と告白。新妻も「こんなに話し合ったことはこれまでないかも。コンビ愛が深まりました」と、この優勝にかけた意気込みを明かした。先輩のインジョンからは「おめでとちゃ～ん！」という最高のお祝い文句ももらったトップリード。副賞には、単独ライブとDVD発売の権利を手に入れたほか、本日13日発売の日刊スポーツにもこの模様が掲載されている。

来期の「月笑」は2012年2月13日（月）から同会場にて開催。チケットは1月15日からチケットぴあにて発売される。今期の総合結果やトップリードの今後の活動など、詳しくは太田プロオフィシャルサイトにて確認しよう。

トップリードインタビュー

――優勝の感想をお願いします。

新妻：インジョンさんと戦ったことがなかったので、ちょっと嬉しかったですね。太田プロのコント師と真正面で戦えて。

和賀：あと、間近で「おめでとちゃん」が聞けてね。

新妻：アルコ＆ピースの勢いも怖かったです。

和賀：今「THE MANZAI」で勢いに乗ってますから。

新妻：インジョンさんもすごく笑いをとってたので裏で見てて緊張しました。アルコ＆ピースは楽屋で平子っちに話しかけたら、あまり気のない返事をされたので、敵対している空気を感じました（笑）。

和賀：ナーバスだね（笑）。

――ネタは今朝できあがったばかりとか。

新妻：ネタはできてはいたんですが、これじゃダメなんじゃないかと思ってずっと話し合ってたんです。

和賀：今日は良かったと思います。

新妻：思惑通りにはなりましたが、オチをもう少し。あと2時間くらいあれば。

和賀：いやいや関係ないよ（笑）。

新妻：夜中にこんなに和賀さんにメールしたことなかったですね。お酒飲みながらやりました。

和賀：僕も飲んでました、当然。

――今年はどのような1年でしたか？

和賀：今年はよかったですね、本当に。いい一年でした。

新妻：楽しかったですね。「キングオブコント2011」で8位にも選ばれたし。ただ一番悔しかったのはあの記者会見の場にいられなかったことですね。

和賀：あそこに立ちたい。

風藤松原・風藤：おめでとー！

火災報知器・高松：火災報知器帰りまーす！

新妻：ちょっと静かにしてもらえますか（笑）。

和賀：ポッドキャストじゃないんだから！

――最後に、読者にメッセージをお願いします。

新妻：また優勝させていただきましたが、そろそろ僕らを倒しにくる強者がやってくるんじゃないかと思っておりますので、太田プロのみなさん切磋琢磨してネタを作っていただきたいと思います。我々いつでも待っております！

和賀：会場がすごく楽しい感じで良かったと思います。来年も機会があればぜひ「月笑」に来てください。