鬼ヶ島単独ライブ12月開催決定「十」最終回でトリオ談義満開

昨日7月19日（火）、東京・新宿シアターモリエールにて鬼ヶ島主催ネタライブ「十（じゅう）」が開催された。

鬼ヶ島はラバーガールのライブ「10」を引継ぎ、5月から同ライブを開催していたが今回が最終回。ゲストとして、他事務所から森三中、ザブングル、トップリード、インスタントジョンソン、鬼ヶ島所属の人力舎からは、アンジャッシュ、ニッケルバック、リトレイン、ザンゼンジ、巨匠が出演した。

オープニングでは、大川原が「台風の中来て下さって有難い。ぜひ夏の思い出を作ってほしい」とコメント。続けて「去年の夏が、子ども時代を抜かすと一番素晴らしい夏だった。岩手の遠野でやったライブで、営業でもウケたことがないほどウケて。あちらではほとんどお笑いライブがないそうなので、今日来たみなさんも、見たことあるネタでも初めて見るような新鮮な気持ちで見てほしい！」と提案し、ライブがスタートした。

前半はザンゼンジ、巨匠、リトレイン、ニッケルバック、トップリードがネタを披露。それぞれ持ち味を活かしたコントで会場を沸かせた。続くトークコーナーには鬼ヶ島とアンジャッシュが登場。鬼ヶ島の3人が「僕らからしたら」と大先輩の登場に恐縮すると、アンジャッシュ渡部が自ら「まぁまぁまぁ雲の上の存在だからね」とボケるも、「ベテランのジジィが出てきて申し訳ない」とこちらも恐縮した。そこで野田が「いや来て下さるとピリッとします」とフォローすると、渡部は「俺がいつも怒ってるみたいじゃん。俺は野田がどんだけスベっても怒ったことがない」と宣言。「隣の人がスベることには慣れてるけど」と付け加えると、会場から笑いと拍手が起き、アンジャッシュ児嶋は「拍手ってどういうことだ」と観客に憤った。

後半はザブングル、森三中、インスタントジョンション、鬼ヶ島、アンジャッシュがネタを披露。こちらもさまざまなシチュエーションでのコントを展開した。

企画コーナーでは鬼ヶ島、森三中、インジョンの3組が登場し、トリオならではの悩みを告白。鬼ヶ島と森三中はデビューしたての頃に事務所合同ライブで共演していたことがあり、「実は同期なんですよ」「覚えてますよ～」「めっちゃ嬉しい」「当時アンジャッシュさんやマンブルゴッチさんがMCやってくれてた」と話を弾ませ、インジョンが「森三中とは初めて」と言うと、「中野twlで一緒でした」「あの時の子たちか！」と、こちらも昔話に花が咲いた。

鬼ヶ島の悩み「2対1になる」では、大川原と野田のケンカの話から各トリオのケンカ事情が明らかに。鬼ヶ島は2人がケンカをすると和田を頼るが、仲直りをすると2人していなくなるため、結局和田が“都合のいい女”のようになってしまうという。インジョンは結成当時、じゃいとゆうぞうの仲が悪く、すぎ。がいつも通訳役を担当。すぎ。は当時を思い返し「すごく面倒なんだけど、2人がかわいくてさ～」と苦労を語り、その甲斐あって今やじゃいとゆうぞうは2人でゴルフに行くほど仲が良いと喜んだ。森三中は「とにかく黒沢さんが特殊な人だからあまり真に受けない」と村上が明かすと、大川原が「野田タイプだ」と共感。大島は「最初の頃、黒沢さんと殴り合いのケンカをしてたんです。ケンカもいいもんですよ」と悟りきった様子だった。

エンディングでは、ザブングル加藤が8月3日（水）に東京・表参道GROUNDで行われる相方松尾の企画ライブ「フレンドリーマッチ」に出られないことを知ってショックを受けたことから、児嶋が「加藤、悔しがれ。筋肉硬くなれ」と雑なフリ。加藤は嫌がるも全力で「悔しいです！」「カッチカチやぞ！」とやりきった。

鬼ヶ島は、8月7日（日）に今年2011年も遠野でライブをやることを発表。さらに12月17日（土）、18日（日）には東京・座・高円寺2にて単独ライブを行うことも発表し、会場の鬼ヶ島ファンを喜ばせた。そこで鬼ヶ島は「単独ライブも置きチケします」と言うと、児嶋は「置きチケって何？」とビックリ。すかさず加藤が「児嶋さん、そんなん知らなかったら悔しいんじゃないですか？」とフると、児嶋も「悔しいです！」と素直に認めた。

ライブ詳細は、今後人力舎のオフィシャルサイトで発表される予定。鬼ヶ島のライブを観たい人は随時チェックしてみよう。