トータルがオンバト史上初ハンパねぇ3連覇達成

本日3月26日（金）に放送された「爆笑オンエアバトル 第12回チャンピオン大会」（NHK総合）にて、トータルテンボスが優勝し、史上初の3連覇を成し遂げた。

2009年度のオンバトは放送日が月1回（12月を除く）となっており、各回の1位がチャンピオン大会に出場。同点1位も含めた計12組と、「視聴者投票1位バトル」で1位を獲得した1組を合わせた計13組がFirst Stageにてネタを各組1本披露。上位2組とトータルテンボスの計3組が12代目チャンピオンを目指してFinal Stageで争った。

今回の収録場所は、千葉・青葉の森芸術文化ホール。チャンピオン大会のため、通常の倍にあたる200名の審査員がジャッジを行った。各賞レースのファイナリストたちが集まったFirst Stageは、これまでのチャンピオン大会に勝るとも劣らないハイレベルな戦い。結果、小道具のトラブルに見舞われながらも斬新な紙芝居を披露したエハラマサヒロと、長年魂を注いできたコントにさらに磨きをかけたハイキングウォーキングがファイナル進出を勝ちとった。

Final Stageは奇しくもピン芸、コント、漫才の三つ巴。結果はトータルテンボスが前回に続きオーバー1000KBを叩き出し、ぶっちぎりの優勝を決めた。優勝インタビューで藤田は「収録の序盤は、『早くネタやりたいな』と思いながら見てたんですが、みんながウケているのを見て『勝てるのか、大丈夫か』と思いはじめて不安でした」とコメント。大村は「すごいメンバーに勝てて嬉しいです。最後はピン芸人、コント職人に漫才で勝てたという気がします。ただ、アームストロングが1つ目のネタ終わりで、すぐにFinal Stage用のネタ合わせをしていたのが気の毒で」とひたすら後輩のアームをいじる余裕を見せた。

11年という長きにわたり明日の笑いを創ってきた同番組は、4月から「オンバト+」としてリニューアル。新たな笑いを生み出すオンバトに今後も注目しよう。

会見一問一答

――手応えはありましたか？

藤田：ネタ中にありました。中盤でドカンと笑いがきたので、これはいけるなと。

大村：いやらしい話、バケツを持ったときに感じてしまいましたね、いや、いやらしい話ですけどね。

藤田：いやらしいわ！ ただ、お客さんと一緒になってというのはなく、お客さんは大人の見方でしたね。

大村：たしかにお笑い好きがじっくりと見てたんだなという印象です。

藤田：アーティストでいうとorange pekoeみたいな。

大村：ちょっとわかりづらいな。

――勝因は何ですか？

藤田：大村にすべてを任せたことです。

大村：（ネタの練習で）藤田に対して上からモノを言っていたので、これで負けたら何をされるかと。

藤田：いや、ダメでも責めるのは止めようと思ってました。大村も珍しくテンパってたので。

――この喜びを誰に伝えたいですか？

藤田：家族と芸人仲間、作家のパジャマとりやですかね。

大村：誰だよ！ 僕は、家族とフィリピン人の義理の母親、あと芸人仲間ですね。名前を挙げると有名人の友だち自慢みたいになっちゃうんですけど……あっぱれコイズミ（2009年11月にアッハー小泉から改名）ですね。

藤田：誰だよ！ 誰も知らねーよ！

――最後に感想を。

大村：いろいろありましたからね。ネタの5分前にガチでケンカするとか、藤田が新幹線を寝過ごして本番ギリギリに現れるとか。

藤田：今となっては良い想い出です。

ネタ終了直後舞台上での感想

●ノンスモーキン（漫才）618KB
中尾：ラッキーでここまできちゃいました。
菊池：トップバッターは緊張しました。お客さんも緊張していたような。

●ハライチ（漫才）862KB
（司会者に「アドリブはあるんですか？」と聞かれ）岩井：あると思っていいでしょう。
澤部：みなさん、僕が困ってるのわかりましたよね！ いつもよりいっぱい汗かいちゃったよ。

●U字工事（漫才）774KB
福田：揃いの金のスーツを作ったんですが着る機会がなくて、今日やっと着ることができました
益子：僕これまでスーツの上着を着て漫才をしてないんですが、今日は着ることができてうれしいですね。

●イワイガワ（コント）330KB
井川：ネタの最初に袖から見たらジョニ男の手の震えが尋常じゃなかったです。
岩井：次期「オンバト」の司会の座を狙ってます。

●しんのすけとシャン（漫才）882KB
しんのすけ：今日は緊張して強く叩きすぎましたね。シャン：僕も緊張していて強かったかどうかもわからないです。

●アームストロング（コント）894KB
（司会者に「『視聴者投票1位バトル』1位でしたね」と言われ）安村：いや、たまたまですよ。
栗山：いや、ほんとたまたまですよ。千葉は本当に空気がキレイだな。

●我人祥太（コント）614KB
2回しか出てないのにチャンピオン大会に来ることができました。出演した8月頃は何をやってもついてたんですが、某ピン芸人の大会に出てから運気が落ちてるんです。

●こりゃめでてーな（漫才）466KB
伊藤：緊張しました。
大江：知り合いに「格式の高い番組だから恥かかないように」と言われました。

●ななめ45°（コント）810KB
岡安：チャンピオン大会に出た時点でトリオでは優勝です。
土谷：そんなこと言うと嫌われるよ。
岡安：うっそーん、うっそーん。
下池：トリオ芸人たちの気持ちを背負って優勝したいです。

●THE GEESE（コント）774KB
高佐：この番組では勝ちと負けを繰り返してるんですよね。
尾関：今日はテレビであまりやっていないネタで勝負しました。

●ランチランチ（漫才）466KB
藤崎：僕、千葉の市川出身なんですよ……なんか反応が薄いような。
海野：大丈夫ですかね？

●エハラマサヒロ
（漫談）974KB（First Stage）チャンピオンの称号欲しいですね。ピン芸人で優勝した人がいないので、伝説に残したいです。
（コント）546KB（Final Stage）心の準備が出来る前にネタをしたので、逆にテンションを保てました。ただ、良い曲を伝えたかった……それだけです。今日のボーイズ＆ガールズが盛り上げてくれました！

●ハイキングウォーキング
（コント）958KB（First Stage）
Q太郎：役者魂を見せられたんじゃないかと思います。
松田：いつもセミファイナルで終わってたんで良かったです。
（コント）702KB（Final Stage）
Q太郎：緊張しました！
松田：面白い顔して普通のこと言うのやめてくれる？
Q太郎：そうなっちゃいます？

●トータルテンボス（漫才）1018KB
藤田：3連覇がかかっているので棒高跳びが上がっちゃって。
大村：ハードルだろ、ハードル！ いや～藤田、キレが良いじゃないか。
藤田：この1年、賞レースに出てないんで緊張しましたね。
大村：1つ残念なことがあって、アームが1本目のネタ終わりですぐファイナル用のネタ合わせをしていたのが滑稽で（笑）
藤田：残念すぎるだろ！