野性爆弾くっきー、雨上がり決死隊に感謝「嫁の母乳がはずむはずむ」

野性爆弾くっきーの展示イベント「『超くっきーランド』×『超渋谷展』」が明日10月20日（金）から22日（日）まで、東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催される。これに先がけて本日10月19日、お披露目会見が同展の会場で実施された。

渋谷区観光協会が取り組む渋谷区の観光プロモショーン事業「超渋谷展」の一環として行われるこの「超くっきーランド」では、吉田ユニら渋谷に関わりのあるクリエイターとのコラボ作品や、くっきーが芸歴24年の中で生み出してきたさまざまな作品を展示。ベンジャミン・ボーナスの部屋、絵画の迷路ゾーン、ショートムービーを上映する「細い軟禁部屋」（くっきー）のようなシアタールームが用意されるほか、フォトスポットでの撮影などを楽しめる。

本日の会見場所ではくっきーが手がけた楽曲がループ。「シジミのお味噌汁」などの曲を聴かされながら報道陣はくっきーの登場を待つ。ベンジャミン・ボーナスのテーマ曲をバックに姿を現したくっきーは、渋谷区とのコラボという大きなプロジェクトと関われたことに「世も末ですわ！」と一言。「末広がりということですよ？ ベルボトムってこと。世もベルボトムです」とポジティブな意味だと強調した。

渋谷区観光協会理事長の金山淳吾氏もこの会見に参加するとわかると、「理事来んかい！ 堅えなあ！」と荒々しく迎えるくっきー。理事に「おしゃれな文化は最初は理解不能だったけれど、そういうものが渋谷の代名詞になっていった。くっきーさんが次の時代を彩る、違和感として世の中に流行するんじゃないか」と期待されると「なんだかさあ」と恐縮する。これらの話を聞いていたMCのタケトが「遠くに行っちゃうようですね」とつぶやくと、くっきーは「あなたのような三下ど底辺ドブ浸かり芸人とは違いますから！」と突き放してみせたが、タケトに「子供が生まれたときに車を譲ってくれた」「クリスマスイブにピンポーンって宅配便が届いたら、うちの子へのレゴブロックのプレゼントだった」などと優しい一面を明かされ「勘弁してくれよ！」と口をとがらせた。

事前のアナウンスの通り、「超くっきーランド」では今年の「バーニングマン」で撮影された写真なども公開する。そのときの経験をくっきーは「外国人たちにこけら笑われた」と回想。「ゲーリー・グッドリッジくらいパンチ力あったら全員どつきまわしたろかと思った」とまくし立てながら自身の腕の筋肉を見せつけ報道陣のカメラにアピールする。

会見の途中、くっきーが激似顔マネを得意としている雨上がり決死隊の2人も応援に駆けつけ「全然ウケてへんかったな！」と大笑い。くっきーは「公文でもやってんのかと思って。みなさん、公文の最中ですよね？」と記者たちに投げかけた。2人の激似顔マネが話題となったことで仕事が増えたというくっきーは、「ええもん食べてるから嫁の母乳がはずむはずむ。薄いベニヤくらいなら切れますよ」と2人に感謝する。宮迫の似せ方のポイントについて「上唇の感じと目の下のダルダル。（ルート33の）堂土貴さんばりにダルダル」と述べながら「バイトの焼き鳥屋、店長までいったらしいです」と堂土の話を広げた。

蛍原は自身の激似顔マネを妻が絶賛していると話してくっきーを喜ばせたが、「子供は泣きよるよ。怖がって。大人しか笑わへん！」と断言。宮迫も同展について「5歳以下の子を連れてきたらあきません（笑）」と忠告してみせる。最後にくっきーが「まあ俺みたいな滋賀の田舎もんが、こうやって渋谷とコラボしてやれるって、すっごい夢あると思うねん。田舎もんもこうやってな、都会に出てきて一旗揚げようって、がんばってみいな。よろしく！」と拳を突き出し、会見は終了。フォトセッションのあと、くっきーは「本日はお集まりいただきありがとうございました」と丁寧にお辞儀して去っていった。

なお「超くっきーランド」は11月22日（水）から12月3日（日）まで岡山・イオンモール岡山、12月20日（水）から1月14日（日）まで千葉・イオンモール幕張新都心にて実施が決まっている。今後も全国のイオンモール、パルコを巡回予定だ。さらに多くの町で展開していくべく、クラウドファンディングも11月下旬にスタート。リターンとして、限定300個の「ベンジャミンボーナス TiCTACコラボウォッチ」などレアなアイテムを用意する。