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北野武監督「自分の芸能生活の1つの事件」ヴェネツィア国際映画祭へ感謝

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左から「アウトレイジ 最終章」の北野武監督、森昌行プロデューサー。

左から「アウトレイジ 最終章」の北野武監督、森昌行プロデューサー。

アウトレイジ 最終章」がイタリア現地時間9月9日、「第74回ヴェネツィア国際映画祭」で上映され、監督の北野武がプロデューサーの森昌行氏と共に登壇した。

この日に閉幕した同映画祭のクロージング作品として世界最速上映された本作を含む「アウトレイジ」シリーズは、第1作「アウトレイジ」が「第63回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門にて、第2作「アウトレイジ ビヨンド」が「第69回ヴェネツィア国際映画祭」コンペティション部門にて上映されており、3部作すべてが世界三大映画祭に出品される快挙を果たしている。また「ヴェネツィア国際映画祭」では、「HANA-BI」で最高賞に当たる金獅子賞、「座頭市」で監督賞を受賞しており特にゆかりが深い。

記者会見で北野は「一番自分のキャリアの中で落ち込んでいた時代」に言及。「その後ヴェネツィア国際映画祭で立派な賞をいただいたことで、一気にエンターテイナーとしての地位に戻ることができた。自分のキャリアの中ではヴェネツィアは絶対に欠かせない、自分の芸能生活の1つのエポック、事件で、いまだに感謝しているし、ヴェネツィア映画祭は9回も出させていただいてますが、毎回思い出して、いつも感謝しています」とコメントしている。

また「アウトレイジ」シリーズについて「自分の描くつもりでいるヤクザ映画というのは実は、拳銃と一方的な暴力を除けば、現代社会の普通の企業の構造にかなり似ている。私が演じた大友というヤクザも、古いタイプのサラリーマンであって、今の世の中では犠牲になる、というような話に言い換えることもできる」と説明。「エンタテインメントとしてのバイオレンス映画として考えると、古いヤクザの抗争を描くのは面白いなと思います」と語った。

「やっぱり映画って初公開するっていうのはどこの映画祭でも緊張する」と初上映の感想を述べた北野。10月7日(土)に控える全国公開に向け、「映画祭に呼ばれるくらいの価値はあるんじゃないかなと自負している」と力強い言葉でアピールしている。

(c)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会

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