“ザワザワさせる人”キングコング西野「ウォルト・ディズニーの背中見えてきた」

キングコング西野が本日11月2日、明日スタートする個展「にしのあきひろ『えんとつ町のプぺル展』」の会場となる東京・SEZON ART GALLERYを訪れ、囲み取材に応じた。

この個展では、西野にとって4作目となる絵本「えんとつ町のプペル」に収められている41点の絵をLEDで光らせて展示している。西野はこの個展を無料で開催するためクラウドファンディングで支援を募り、4600万円以上を集めた。昨日初めて展示を観たという西野は「自信作です」と満足そう。親子連れや子供たちに気軽に立ち寄ってほしいという。

絵本の主人公は「えんとつ町」のはみ出し者。西野は「半分自叙伝みたいなもので、（物語を）書きながら泣きそうになりました（笑）」と回想する。「空気を読まないといけない」という現代社会の風潮を絵本の世界で描いており、「僕の話でもあるし、みなさんの話でもある。いろんなコミュニティで新しいことに挑戦しようとしてはみ出す人たちの話」と説明した。

またタイやカンボジアなど、東南アジアへもこの個展を持っていきたいと意欲的で、世界も視野に入れている西野。囲み取材中、かねてより目標としてきたウォルト・ディズニーの名前を出し「背中が見えてきた」と述べる一幕も。芸人や絵本作家といった肩書にこだわるよりも、物事に取り組む姿勢を決めるべきだといい、「僕は“ザワザワさせる人”」と語った。

「にしのあきひろ『えんとつ町のプペル展』」は11月30日（水）まで開催されている。