鶴瓶の落語「山名屋浦里」が歌舞伎に、原型はタモリが「ブラタモリ」で仕入れた話

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8月9日(火)から28日(日)まで、東京・歌舞伎座で開催される「八月納涼歌舞伎」にて、新作歌舞伎「廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)」が上演される。これは2015年1月に笑福亭鶴瓶が口演した新作落語「山名屋浦里」を元とする人情噺。本日7月8日、都内で行われた製作発表記者会見に鶴瓶が出席した。

「八月納涼歌舞伎」製作発表記者会見に出席した(左から)中村七之助、笑福亭鶴瓶、中村勘九郎。

「八月納涼歌舞伎」製作発表記者会見に出席した(左から)中村七之助、笑福亭鶴瓶、中村勘九郎。

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「山名屋浦里」は江戸を舞台に展開される、吉原一の花魁と堅物な田舎侍の物語。鶴瓶は会見で、この噺がタモリの提案を発端に誕生したことを説明する。2011年、タモリが自身の紀行番組「ブラタモリ」(NHK総合)で吉原を訪れた際に「山名屋浦里」の原型となるエピソードを仕入れ、鶴瓶に「落語にしてよ」と頼んだのだという。鶴瓶はタモリについて「今回の歌舞伎化をすごく喜んでる。名前載せたら?って何度も言ったんですが、『歌舞伎にタモリは似合わねえよ』って。粋なこと言うなあ」と語った。

笑福亭鶴瓶

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中村勘九郎の強い希望により実現したこのたびの舞台化。会見には、田舎侍・宗十郎を演じる勘九郎、花魁・浦里を演じる中村七之助も出席し、鶴瓶が中村家との思い出話を披露する場面も。「のりちゃん(中村勘三郎)が死んで、2人は急激に、競争するように伸びてる。俺の落語聞いて『これを歌舞伎にしたい』って思えるってことは、大概ですよ。責任あるでしょ」と賛辞を送った。

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