「まだ生きてる」とろサーモン久保田が11組率いて意気込む「M-1」開催会見

本日6月28日、東京・ヨシモト∞ホールにて「M-1グランプリ2016」の開催会見が開かれ、前年チャンピオンのトレンディエンジェルや、参加を表明しているスーパーマラドーナ、とろサーモン、メイプル超合金、和牛、馬鹿よ貴方は、尼神インター、鬼越トマホーク、三四郎、スリムクラブ、天竺鼠、ハイキングウォーキングが出席した。

プロ、アマ、所属事務所の有無は問わず、結成15年以内のコンビが出場できる今大会。本日エントリー受付が開始され、予選1回戦は8月1日（月）にスタートする。これまで通り優勝賞金は1000万円。またCygames、日清食品、ファミリーマートのスポンサードが決まっている。

会見ではまず、ライセンスMCのもとトレンディエンジェルが「多いときで1日、11本の仕事が入った」などと優勝後の変化についてトーク。そこへ「納得いってないからな！」と、とろサーモン久保田率いる芸人たちが客席を通って登場した。久保田は敗者復活戦で敗れたときのことを「ずっと軽くベロを噛んでた。死ねばよかったと思ったんですけどまだ生きてる。それが宿命かなと思ってます」と回想し、相方の村田も「翌日見直して、悔しくて立って泣いた」と振り返る。和牛・水田はとくにたかしに腹を立てているようで、「お前だけ（もう1回）出ろ！ 漫才で殺してやるから！」と怒りをむき出しに。さらに「でも僕は優勝して1000万入ったんで」とふてぶてしいたかしに対し、「入ったの500万やろ。なんで斎藤さんの分までお前に入ってんねん」と理論攻めしてみせた。

「ここWi-Fi飛んでんな」とメイプル超合金・カズレーザーのボケを真似したのはスリムクラブ真栄田。「メイプルさんが決勝の舞台で活躍しているのを見て、大好きなボケだったのでこの人と戦いたいと思った」と参戦の理由を説明する。尼神インター誠子は敗者復活戦後に「嫌なこと」があったといい、「『尼神インター 誠子』でネット検索したら関連ワードに『ほんこん激似』って出て。これが嫌すぎて（出場を）迷ってるんです」と告白。発言の少なさから周りの芸人に引っ張りだされた和牛・川西が「絶対（意気込み）ないやん！」と大慌てする一幕も。

カズレーザーはブサイクだという同居相手を優勝賞金でイケメンに整形させたいと述べ、「週刊誌で同棲してるって書かれたんですけど、そうすれば気兼ねなく抱けるんで」と笑いながらコメント。「腕をサイコガンにしたい」とも語る。思いつくままにボケ倒し、スベっても気にせず会見を引っかき回し続けたスーパーマラドーナ田中は、最後に賞金の使い道について「奥さん上の歯2本ないので、歯をプレゼントしたいです！」と発言して会場を沸かせた。

トレンディエンジェル斎藤は彼らの様子に「みなさんちょっと真面目すぎるね！ 軽い気持ちでリラックスして。『M-1グランプリ』楽しんでください」と軽快な口調でアドバイス。一方たかしが「敗者復活戦で1位を獲ること。あとTwitterとかやって客票を集めること」と助言すると、水田は「お前が実力のこととか言ったらおかしいけど、今のはお前の言えることの中で最大限のことやった」と嫌味たっぷりに評価して笑わせた。