ラバガ大水とシソンヌ長谷川のWキャストは「東洋の妖怪か西洋のバケモノかの違い」

放送作家のオークラが上演台本・演出を手掛ける舞台「～崩壊シリーズ～『九条丸家の殺人事件』」が明日4月8日（金）、東京・俳優座劇場にて開幕する。本日4月7日にラバーガール大水、シソンヌ長谷川らキャストとオークラによるマスコミ向けの舞台挨拶と公開稽古が行われた。

「ローレンス・オリヴィエ賞」にて最優秀コメディ賞を受賞した「プレイ・ザット・ゴーズ・ロング」を原作にストーリー、登場人物などを日本向けに再構成した本作。まともな上演をしたことがない劇団・荻窪遊々演劇社の開幕初日に巻き起こる事件を山崎樹範、梶原善、松下洸平、上地春菜らが演じ、大水と長谷川はダブルキャストで登場する。

舞台挨拶はキャスト同士でツッコミを入れあうなど、和やかな雰囲気で進行。大水は「稽古中にお笑いライブ（3月に行われたネタバトル「全日本芸人ネタ選手権『ドッカン！ドッカン！』」決勝）で優勝して40万円の賞金をいただきまして。でもみなさんには1円もおごりません」と挨拶を始めて笑いを誘う。「長谷川さんとは見た目とかもまったく違うので、この2人の違う感じも楽しんでほしいなというのもありつつ、最終的には『お前のほうがよかったよ』って言ってもらえるようにがんばりたい」と気合いを見せたかと思えば、「長谷川さんがミスしてくれれば」と吐露して梶原を「いいコメントだ」と頷かせた。

梶原にホコリを取ってもらったり付けられたり、ズボンを叩く音で邪魔されたりする中、長谷川も意気込みを語る。ダブルキャストについて「先ほど大水さんが『見た目がまったく違う』と言ってましたが、東洋の妖怪か西洋のバケモノかの違いしかない」と話し、「似てしまうのかなと思ったんですけど、意外とお互い違うアプローチになっているので、両方観に来ていただければ2回楽しめると思います」とアピールした。

オークラは作品全体を「触れ込みとはまったく違って本当に流れがない」と苦笑いしながら説明。「目の前で起こる現象を笑ってもらえれば。期待しても中身はないですが、面白いと思います」と述べて挨拶を締めくくった。