「急にうれしさが」石井が涙の理由語ったコマンダンテ漫才新人賞優勝会見

本日2月28日、読売テレビにて放送された「漫才Loversスペシャル 第5回ytv漫才新人賞決定戦」でコマンダンテが優勝。生放送終了後の会見に出席した。

コマンダンテは、決勝戦1本目でファストフードを舞台にした漫才を披露。2人とも一切ボケないという変則的な構成で会場に爆笑を巻き起こす。2本目でも町医者と患者という設定でボケないネタを貫いたが、途中から観客の予想を裏切る展開を見せ、審査員の高評価を得た。

会見でコマンダンテ石井は「僕はテレビで活躍してタレントになるよりも、漫才師として評価されたいと思ってきたので、賞をいただけて少しでもそれに近づけたかなと思います」と感慨深げ。また放送中に見せていた涙について「最初はボケで『涙が止まりません』と言ったら、司会の東野幸治さんに『泣いてへんやんけ』とツッコまれて。その瞬間に涙が本当に止まらなくなった感じで……。急にうれしさが来ました」と振り返った。

一方の安田は、相方の涙を「普段から僕のほうが人気ないんですが、相方が泣いた瞬間、また（石井の）人気が出るなと……」と冷静に分析しながらも、「でも本当に受賞はうれしいです」と喜びのコメント。賞金100万円の使い道を尋ねられると「タクシーで日本一周したい！」と答えた。

コマンダンテは、2本目のネタが1週間前に実施した単独ライブのときに作った新ネタだったことも明かす。石井は「お客さんの前でほとんどやってないので不安もあり、やりたい気持ちとのせめぎあいでした。でも優勝するために作ったネタだったので本当にうれしい」と安堵の表情。また出番順については「ラッキーだった。ミキのあとはやりやすい空気感があるなとは思っていました」と語る。

さらに石井は「今年4月からは10年目に入るので、芸人を続けるかどうかの瀬戸際だと思っていました。賞レースにも勝っていきたいという思いがあり、衣装も今年新調しました」と回想。続けて安田が「この衣装は8万円。今日、元は取れたので大丈夫です」と話し、取材陣の笑いを誘っていた。